介護施設の利用者さんが日中眠ってしまう|昼夜逆転の改善策は?

質問

質問者: たぬきさん

障害者施設で働いています。
年代30 性別女

療育A 生活介護(話せない、車椅子生活、聴覚もあまりよくない、目はみえません)の利用者さんのことなんですが来所してきてからすぐ寝てしまいお昼も起きず昼食もとれない時があります。

こちらでは無理やり起こすことはしていません。
多分、昼夜逆転しています。

これを改善するには、どのようなことをしてあげればいいのでしょうか。

回答

たぬきさん、利用者さんのご様子を心配なさっているのですね。

朝起きて、夜眠る生活リズムが一般的には良いリズムと考えられがちですが、眠り方にはそれぞれ個人差があります。

睡眠を夜にまとめて1度とる方(単相睡眠)がほとんどですが、眠れるときに眠るスタイルの方(多相睡眠)もいらっしゃいます。

その方の生活に合っていて、無理なく眠れるリズムが良いのだと思います。

 

その利用者さんのほかの時間帯も含めた睡眠・活動のご様子をトータルに考える必要はありますが、もしお昼のタイミングに決まって眠るようなら、もしかしたらそれがその方にとって眠りやすいリズムになっているのかもしれません。

 

また、可能性として、体内時計のずれによる「概日リズム睡眠障害」というものがあります。視覚障害を持つ方にも報告されている睡眠障害の1つです。
概日リズム睡眠障害

 

対処法は、体内時計をリセットするために起床時刻のバラツキをなくし、朝太陽の光を浴びることです。

ただ、利用者さんが施設に通っていらしている場合には、たぬきさんが起床時刻のサポートをすることが難しいかもしれませんので、
・いらしている間はなるべく活動的に太陽の光を浴びて過ごしていただく
・お昼寝は午後3時までに短時間(20分程度)に留めていただく
ようなサポートが良いかと思います。

お昼寝は、夜の睡眠の先取りになります。午後遅い時間にお昼寝すると、夜の寝つきを悪くして、その分朝起きる時間が後ろにずれ込む、日中眠くなる…という悪循環になるほか、長時間眠ると起きた時に頭がぼんやりしてしまいます。

朝・昼・夜のコツは以下を参考になさってください。
眠りのリズムを整える朝・昼・夜のTIPS

 

いずれにしても、今回の利用者さんの生活リズム全体のご様子をまず伺ってみることと、それを踏まえて、上記のリズムづくりのポイントをお試しいただければと思います。

回答者

| 和田 和子

睡眠改善インストラクター

フミナーズ編集部


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