皆さんのまわりに「どうして、あの人は逆境に遭遇しても、心が折れずにポジティブシンキングができるの?」という人はいませんか? この「逆境を乗り越え、ストレスをはね返す心の強さ」を、メンタルヘルス分野では、「レジリエンス」と呼んでいます。実はこのレジリエンスは、自分で鍛えることができます。
 
今回は、メンタルフードマイスターの筆者が「ストレスに負けない自分づくり」についてご紹介します。

逆境に負けない強い心は、睡眠で鍛える!ストレスに強いメンタルの作り方

逆境に対する心の強さは、本来は誰にでも備わっている

変化の激しい現代では、職場の人間関係やハードワークで心身ともに疲労している方が少なくありません。ストレスを感じ、さらに将来の不安で心が折れそうになって、メンタルヘルスに不調をきたすビジネスパーソンが急増しています。フミナーズ読者の皆さんにとっても、ストレスやメンタルヘルスは決して他人事ではなく、とても身近な問題なのではないでしょうか。
 
そんな今だからこそ、「何があってもしなやかに立ち直る力」を知識・スキルとして身につけ、ストレス耐性を高めておくことが大切です。レジリエンスは、心の病を予防し、メンタルヘルスケア効果への期待から、いま注目されています。
 
レジリエンスの高い人は、ストレスに対する対処法が上手。困難に直面しても、「ピンチはチャンス」という前向きで楽観的な思考と柔軟性で、発想の転換ができます。一方、レジリエンスの低い人は、不安や心配ごとに心が支配されるため、心が弱くなり、マイナス思考になりがちです。
 
逆境を跳ね返せる人を見て、「あの人はあんな風に考えられていいなぁ」と思うこともあるかもしれませんが、環境の変化に順応できる「心の強さ」は、本来誰にでも備わっているはずのものです。ただ、育ってきた環境にも大きく影響されるため、その強さには個人差がでてきます。しかし、自分はレジリエンスが低い、と諦める必要はありません。レジリエンスは今からでも、鍛えることができます。物事の捉え方や行動のクセを変えたり、睡眠や食事などの基本的な生活習慣を意識して変えることで、“ストレスに負けない自分”に近づけます。
 
それではどのように改善していけばいいのでしょうか?
 
潤睡ハーブ

ストレスに負けない心をつくる、レジリエンスの鍛え方

レジリエンスを理想的に鍛えるには、メンタル面・行動面で以下の2つのポイントがあります。

メンタル

  • 一喜一憂しないよう感情をコントロールする
  • 自分の力を過小評価しない。人の目を気にしない

行動

  • ネガティブ感情は心のエネルギーを消耗させるため、その“負の感情”から脱出できるように、散歩や音楽鑑賞などの気分転換をする
  • 小さな目標を決めて地道にやり遂げる達成感を通して「自分はできる!」という適度な自信をもつ
  • 心の支えとなる信頼できる人をつくる
  • 感謝の気持ちを言葉にする習慣をつける

…いかがでしょうか? 少しハードルを感じた方もいらっしゃるかもしれません。感情コントロールはそもそも簡単なことではありませんし、「人の目を気にしない」といっても、気になるものは気になる…ということもありますよね。自分の心は、自分が思う通りには働いてくれないこともあります。
 
そこで大切なのは、身近な行動で、レジリエンスを高めるための土台をまずはしっかり作ることです。毎日の生活の中で私たちが繰り返す「睡眠」と「食事」、そして「運動」がその土台づくりをサポートしてくれます。

睡眠

睡眠は、今日頑張った心身をしっかり休めて労わり、翌日に備えるパワーチャージの役割があります。忙しく過ごしていると睡眠を疎かにしがちな方も多いかもしれませんが、寝不足では身体だけではなく心へも悪影響が出てしまいます。気持ちも身体もすっきり気持ちよく目覚められる眠りを目指しましょう。

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食事

1日を通して頑張るためには、適切なエネルギー補給が欠かせません。忙しくて毎日ランチを流し込むようにとっている方も、せめて1日1食くらいはゆっくり食事をとる時間を作ってみましょう。食事をおいしく楽しむことも、心をつくるベースになります。量と質のバランスのとれた食事は、心身の健康の源です。

  • ブドウ糖が減少すると集中力の低下、イライラ感や感情の起伏が激しくなるため、脳のエネルギー源でもある「ブドウ糖」を安定供給させる。
  • 栄養バランスのよい食事とともに、心を元気にしてくれるビタミン・ミネラルを含む野菜・果物を積極的に摂取する。理想の1日摂取量の目安は野菜350g、果物200g。

運動

定期的な運動が望ましいですが、生活に取り入れにくい場合には駅や会社で階段を使う、1駅分歩くなど、負担のないところから始めてもOKです。

  • 定期的にウォーキングや水泳など一定のリズムの有酸素運動をする。

以上が「逆境力」を養うポイントです。いかがでしょうか。毎日の生活で少し気を付けるだけで、ストレスに強い心の土台はできてきます。

さいごに

逆境力の土台のベースとなる良質な睡眠は、精神的な疲労を回復させ、スムーズな目覚めをもたらします。そうすると、朝ご飯もしっかりと食べられるので、脳にも心にも栄養がめぐります。その結果、規則的な生活リズムができて、メンタルヘルスが向上し、さらにレジリエンスも強化される…といった、いい意味で正のスパイラルが起きます。
 
土台の上に逆境力を備え、強化していけば、どんなことが起きてもストレスに負けない強い自分となり、何ごとも恐れなくなります。不安、失敗、逆境があって落ち込んでも、すぐに立ち直れるようになるはずです。
仕事の失敗などに対する免疫力も上がるため、仕事の効率アップも期待できます!
 
ストレスがあって当たり前の時代ですが、心を乱され、落ち込んだ気持ちで時間を過ごすのは、少しもったいないかもしれません。
今からできるレジリエンス強化で、自分らしく、いい気分で毎日を過ごせる心の土台をつくってみませんか?

photo:Getty Images

 
潤睡ハーブ

  • 体験談は個人の感想であり、特定の効能・効果を保証したり、あるいは否定したりするものではありません。

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