冷えがお腹の不調を加速する!”腸”温活の3つのポイント

こんにちは。日本美腸協会の代表理事 小野咲です。だんだん寒くなってきたこの頃。東京でも54年ぶりに11月に初雪が観測されました。寒くなるとお腹の動きも悪くなってくる方が多く、夏よりお腹の不調が多いのも冬。ですから、フミナーズ読者の方でもお腹の不調を感じている方も多いのではないでしょうか?今からできる腸あたため対策のポイントを3つご紹介します

どうして冷えるとお腹の調子が悪くなるの?

お腹が冷えると様々なお腹の不調がでてきます。理由は、お腹が冷えることで『①身体へストレスがかかるため』と、『②冷えによって腸の異常収縮が起こるため』です。

① 身体へストレスがかかるため

いつもと違った身体の症状は、身体のストレス反応として考えられます。例えば、風邪の鼻水やセキ。これはウイルスや細菌を外に出すために起こす身体の反応です。この反応と同様に、身体が冷えることで身体がストレスを感じ、脳の指令を腸へ出します。それにより腸が通常と違う動きをして、下痢やお通じや緩くなるといったことがおこります。また、人によっては便秘になる方もいます。

② 冷えにより腸の異常収縮が起こるため

身体が冷えを感じると身体を温めようと自律神経が働きます。例えば、寒いときに身体が震える反応もその一つです。筋肉を動かすことで熱の代謝を上げようとします。お腹に対しても、自律神経は身体を温める目的で通常よりも強く腸を収縮させます。この強い収縮が、腹痛を感じる原因と言われています。腸が過剰に動くことで、身体への水分の再吸収を抑えます。水分が吸収されない便は、水分を多く含む便となり、下痢という反応を起こします。
 
身体は、「恒常性」という機能が備わっているので、急な気温変化や刺激にも身体が変化しないように維持されています。ですから、いつもと違う身体の反応や症状は、私たちの身体が危機的な状態であるというサインだと捉え、早めに対策することが大事ですね。

腸を温めるための3つの対策とポイント

① 冷たいものを避けて、温かい飲みものを摂るようにすること

冷たいものを飲むと胃は、一時保管して、口から入ってきたものを温めようとします。そのため、胃に負担がかかるのです。一方で温度が人肌以上のお茶や白湯は、身体の体温を上げ、身体への水分の吸収も効率的に行われます。一番は白湯がオススメですが、白湯ばかりですとミネラルの摂取が出来ないため、常温のミネラルウォーターを飲むことも大事です。
また、食事のときはスープやお味噌汁など温かいものを食べて、胃腸の血流をアップしてから他のおかずを食べましょう。

② 腹巻などを着用し、お腹が出ない服装をする

腹巻は愛用されていますか?私は、お尻からすっぽり温めることができる腹巻をほぼ一年中使っています。特に、女性は腰の辺りが冷えます。腰はお腹の神経が多く集まる場所です。ですから、お腹を温めるのはもちろん、腰もしっかり温めてあげてください。寒いときは、ホッカイロをお腹と腰に当ててあげるのも効果的ですよ。

③ 温かい湯船に浸かり、1日1回は全身を温める

温かいと身体は緩みますが、身体が冷える冬は、思っている以上に私たちの身体は緊張していて、交感神経優位の身体になっています。ですから、1日1回は身体を温めて、リラックスする時間を作ってください。入浴は、寝る1時間前くらいで、38度~40度のお湯に20分程度入ることが望ましいです。熱いお風呂に入ることが好きな方もいますが、42度以上ですと交感神経にスイッチが入ってしまうので、20分くらいゆっくりつかり、リラックスできるお風呂の温度が適切だといえますね。

冷えでこんな状態になってしまったら、まずこの対策!

「お腹の調子が悪い」といっても、お腹の様子によって対処法は異なります。お腹の調子に合わせて対処しましょう。

下痢になったときの対策

まず、白湯から飲みましょう。同時に防寒し、外から身体を温めるようにしましょう。下痢になった場合は、刺激のある辛いものや油っぽいものを避けてください。下痢のときはお腹を休ませてあげることが大事です。更に、下痢になると大事な電解質や栄養素が身体の外に流れでてしまいます。吸収のよい栄養やビタミンやミネラルの多いものを摂ることも必要です。

便秘になったときの対策

冷えによる便秘は、お腹の動きが悪くなっています。下痢と同じように温めることはもちろん、お腹の筋肉を動かしましょう。腹式呼吸やストレッチなどをしてお腹の動きを良くしていきましょう。階段の上り下りや、20分のウォーキングもオススメです。

腹痛があるときの対策

腹痛は、腸が異常に動いてしまっているときです。横になったり、前かがみになったりしてお腹に力が入らないように休んでください。痛みが和らいできたら、少しずつ白湯などを飲みながら胃腸の動きを元に戻してあげるようなサポートをしてください。

さいごに

年末年始にかけて会食の予定がたくさん入っている方も多いはず。お腹の調子が悪いと楽しいシーズンも十分楽しめません。本当に寒くなるのはまだこれから。昼間も夜もお腹をしかり温めて、寒い季節も元気に乗り切りましょう!

photo:Thinkstock / Getty Images

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