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日本美腸協会の代表理事の小野咲です。みなさんは、人と話しているときになど、思わぬ場面でおならが出て、恥ずかしくなったことはありませんか?
 
私も昔、便秘で悩んでいた時は、おならに悩みをもっていました。おならをするのは、周りに人がいると恥ずかしいのですが、かといって逆におならをしないで我慢するとお腹が張って苦しい…そんな経験を持つ方も多いはずです。おならだけでも数々の経験をしてきた私ですが、今ではおならのことの悩みがほとんどなくなっています
 
今回は、おなら自体に焦点を当てるのではなく、おならからみえる腸内環境の様子に目を向けていきましょう。身体からの1つのサインがおなら。今回は、おならの秘密を解説します

そのおなら、ストレスのせいかも?!

おならの強いにおいの原因の1つは、悪玉菌です。そして、悪玉菌が増える原因の1つにストレスが挙げられます。脳でストレスを感じると、それがダイレクトに腸に伝わり、腸の動きが止まってしまいます。それによって便秘や下痢が起こるのです。これが、緊張する発表や会議、または旅行などでお腹の調子が悪くなる理由です。
 
ここで、読んでいる方は、きっと一つ疑問を持つのではないでしょうか。お客様からもよく言われます。
 
「ストレスは常にあるけど、どの程度のストレスなのか?」
 
もちろん人によってストレスの反応や対処能力は異なりますが、私は次のように考えます。多くのお客様や患者様を看てきた経験から、お腹へ影響を与えるレベルのストレスとは、「気になることをずっと考えていることで、身体が緊張する状態になるほどのストレス」ではないかと考えています。
 
呼吸が早くなっていたり、ゆっくり休むことができない精神状態だったり、食事の時も気になることを考えている状態です。これが、楽しいことだったとしたら影響は非常に少ないといえます。考えるだけで嫌だなと思うということは、自分の身体へ何かしらのストレスと与えていると考えていいと思います。
 
気になることがあると、脳がフル回転しているため交感神経という身体の活動のスイッチが入ったまま。リラックスするスイッチを入れられなくなっている状態です。リラックスするスイッチを入れることができないと、お腹は正常に動きません。仕事中にストレスを感じている状態は仕方ないとしても、家に帰ってきたときはリラックスを心がけてお腹が正常に動くことを意識してみてください
 
冒頭で触れた通り、お腹の調子が悪く、悪玉菌が増えるのはおならの素。ストレスはおならの大敵といえますね。

我慢すると皮膚からにおう?意外と知らないおならのこと

おならは何でできているか、ご存知でしょうか?

おならの正体

  • 食事を食べるときに一緒に飲み込んだ空気
  • 食べたものによりお腹が動き発生するガス
  • 腸内細菌の悪玉菌が発生させるガス

 
の約3種類と言われています。
 
最初の食事を食べるときにお話しながら食べたり、炭酸入りの水をたくさん飲んだりすると発生しやすいといわれています。このような方は、お腹の張りも強いですが、ゲップも多くみられます。食事のときにおしゃべりを控えて飲みこむ空気の量を減らしたり、炭酸水を普通の水などに変えることでガスは抑えられることが多いので、対策は比較的簡単です。
 
一方、食べたものから発生するガスは、さつまいもを食べるとおならが出やすくなることに似ています。食物繊維などが多いお芋やお豆などを食べたときは、急にお腹が食物繊維によって動かされ、腸が動くことによりたくさんのガスが発生します。ただこのガスは、においが強くないのが特徴です。
 
最後の悪玉菌が発生させるガスは、ストレスが原因のところで書いたガスにあたります。このガスの特徴は、他のガスと異なり、においがきつく臭いことです。においの識別が難しいときは、便の状態を合わせて見てください。便がコロコロしている状態や逆に柔らかいとき、また便が黒っぽくなっている場合は悪玉菌が多いといえます。臭いにおいと黒い色は、悪玉菌の仕業です。一度チェックしてみてくださいね。
 
では、おならを我慢したらどうなるでしょう?
 
みなさんもなんとなく身体に悪そうなことはわかっているかと思います。具体的には、おならを我慢すると、そのガスが大腸の粘膜から吸収されて身体を巡ります。身体を巡ったガスは、皮膚や口から排出されていきます。私も昔の看護師時代に2週間便が出ていない患者様とお会いしたことがありましたが、皮膚から便の匂いがしたことを覚えています。
 
お尻からおならとして出ないガスは、怖いことに全身を巡ってしまうのです。

毎日できるストレス解消法で“臭いおなら”知らずに

臭いおならがでたら、身体のストレス状態を示す1つのサインになりますが、できることならサインが出る前に、臭いおならに悩まされることなくストレスフリーに過ごしたいもの。
 
ストレスを解消できて、お腹を動かす一番簡単な方法は「睡眠」です。寝ているときは、お腹を動かす絶好のチャンス。お腹にとって至福の時間です。誰にも邪魔されず、お腹がゆっくりと動くことができ、ガスや便を作ることができます。
 
そのためにも、スムーズに心地良い睡眠をとることが不可欠。寝る前は、お腹をしっかり動かしてあげるためも、寝る前の30分前は携帯やパソコンはやめて、深呼吸を5回以上行ってから寝てみましょう。そうすると昼間のガスを抑えることにつながり、更に臭いおならからの脱却にもつながります。おなら対策は、意外にも「睡眠」。質の良い睡眠を今日からぜひ心掛けてみてください。

 

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