朝の眠気を追い払える「目が覚めるツボ」はあるのでしょうか? 以前「泥のように眠れるツボ」はご紹介しましたが、目が覚めるツボがあるのなら、ベッドからなかなか抜け出せない人にとっては嬉しい話ですよね。『ホントによく効くリンパとツボの本』など多数の著書を持つ日本ホリスティックセラピストアカデミー校長・加藤雅俊先生に、「目が覚めるツボ」について話を伺いました。

目が覚めるツボは「目が覚める押し方」で。目覚めのツボ3選

 

「目が覚めるツボ」には、正しい押し方がある

まず、「ツボの押し方」は、世間的に誤った認識が広まっていると加藤さん。「目が覚めるツボ」を押す際は、正しい押し方をマスターして欲しいとのこと。

「多くの人が、ツボは皮膚のすぐ下にあるとイメージしていますが、それは間違いです。ツボのある場所は、そのほとんどが“骨の裏側”や“骨がない場所”。押し方にはちょっとしたコツが必要です。次の2つの押し方を意識してみてください」(加藤さん)

①「骨の裏側」の押し方
骨の裏側は骨のキワをたどりつつ、骨の裏側に指先を入れるようにし、刺激します。骨に引っかけるように押すことをイメージしてみましょう。頭蓋骨や平らな骨の裏側にあるツボなど、指が骨のキワから入らないところは、骨の上から圧をかけるように押して刺激します。ツボをきちんと押せたときには、「ツーン」と響くような感覚があり、「イタ気持ちいい」と感じます。

今回紹介するツボは骨の周辺にあるので、この押し方を覚えておきましょう。

②「骨がない場所」の押し方
ちなみに、骨がない胃や腸などの内臓部分は、上からゆっくりと圧をかけるように押して刺激します。骨がない場所に位置するツボは、押すと「ジワーッ」とする感覚があり、骨の裏側を押した時とは、また違った「イタ気持ちよさ」があります。

どちらも、きちんと押せているかどうかは「イタ気持ちいい」という感覚が目安になります。正しい押し方が習得できるまではツボ押しグッズなどは使わず、まずは指で感覚を覚えてほしいと加藤さん。今まで皮膚の表面を強く押すというイメージを持っていた方は、正しい押し方を意識するだけで、今まで刺激を与えていた場所が違っていたことが感じられるはずでず。

ツボを押す強さも2パターンの使い分けを

では、どのくらいの強さと時間をかけてツボを押したらいいのでしょうか?

「基本的には、『5秒かけてゆっくり押す×3回繰り返す』程度がちょうどいいでしょう。ただし、不調の度合いによって感じ方が異なるため、時間よりも『自分の感覚』で調整してみてください」(加藤先生)

また、「イタい」と「イタ気持ちいい」の間くらいの強さを意識して押すことで、交感神経優位となり、覚醒しやすくなるそう。「目が覚めるツボ」を押す際は、強めに押すことを意識しましょう。ちなみに弱めに押すと、身体がリラックスして副交感神経優位になりやすいそう。つまり「眠気を誘うツボ」を押す時は、優しく押した方が良いのです。

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「ツボの押し方」「押す長さと強さ」が分かれば、あとは実際に試してみるだけ! 早速、「目が覚めるツボ」が、身体のどの位置にあるのかを紹介していきます。写真に骨格の位置も合わせて表示しているので、「骨の裏側」を意識して押してみてくださいね。

目が覚めるツボ① :目の周りが重い時

まず、「起きても目の周りが重い」という場合、「睛明(せいめい)」のツボを押してみてください。交感神経優位に身体を切り替えるためにも、少し強めに何回か刺激してみましょう。

■睛明
ツボの場所:目頭のやや上。骨がカーブしているところの角の裏側

押し方:骨がカーブしているところの角に親指を当て、内側ななめ上に向かって差し込むように押す。

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