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記憶もおぼろげなことが多いため、夢の内容は一見、何を意味しているのかわかりにくいものばかりです。しかし、そこには自分でも気付いていなかった、深層心理からのメッセージが隠れているといいます。なかでも、「幼少期に戻る夢」は、現在の心理状態と密接なつながりがあるそう。例えば、小さいころに自宅で両親と幸せに過ごしている夢、公園で仲の良かった友だちと無邪気に遊んでいる夢など、幼少期のシーンを夢に見たことがある人も多いのではないでしょうか。
 
そこで、「幼少期に戻る夢」が何を意味しているのか、現実の心理状態とどのようにリンクしているのかなどについて、占い師のマリィ・プリマヴェラさん(以下、マリィさん)に話を聞きました。

夢が意味するのは「現実からの逃避願望」

幼少期に戻る夢は、視点によって大きく2種類に分かれます。「自分自身が子どもになっている夢」なのか、「幼少期の自分の姿を大人の自分が見ている夢」なのかによって、意味は異なるようです。まず、自分自身が子どもになる夢は、現実からの逃避願望を抱えていることを暗示しているといいます。
 
「幼少期のころの自分に戻っている夢は、現実から逃げ出したいという心の表れです。忙しさから心身ともに疲れていたり、解決への道筋が見えない問題を抱えていたりする証拠です」(マリィさん)
 
夢の中で子どもの自分が駄々をこねていたり、人に甘えていたりする夢であれば、この可能性はさらに高まるとのこと。学校や職場での人間関係に悩みを抱えていたり、許容量を超える仕事量などで心身ともに疲れていたりする場合、まずは休養を取ることが先決のようです。

進行中の物事が後退してしまう予兆?

また、幼少期に戻る夢には、現実逃避のほかにも、取り組んでいる進行中の物事が、後退してしまうという意味もあるそう。
 
「進めていたプロジェクトや、上手くいきかけていた計画が白紙になってしまう暗示かもしれません。大切な決断を迫られている、仕事におけるプロジェクトや企画が重要な局面を迎えている場合、再度、落ち着いて考えるよう夢が警告を発しているんですね」(マリィさん)
 
吉夢ではありませんが、実際に見てしまった場合は一度現状を振り返り、いつも以上にストレスや疲労を感じていないかを自分自身に問いかけてみましょう。
 
もし、ストレスも疲労も感じていないという場合、取り組んでいる何かしらの物事に支障が出る暗示の可能性が。仕事かプライベートなのかは夢だけではわかりませんが、注意する必要がありそうです。

実際の経験を夢に見た場合、
その思い出をどうとらえているかがポイント

では、大人の自分が第三者的な目撃者として自分の幼い姿を見ている場合、どんな意味があるのでしょうか?
 
「幼いころを懐かしがり、昔に戻りたいという回帰願望が強くなっています。今の自分を否定している時によく見る夢でもあります。子供時代に経験した感情を思い出すことで、自分らしさを取り戻そうとしているのかもしれません」(マリィさん)
 
また、幼少期の実際の体験に基づいている夢ほど、見たときに抱く印象で意味が大きく異なるそう。
 
「過去、実際に体験したことをそのまま夢に見た場合、単純にその体験を思い出として懐かしんでいる可能性もあります。例えば、小学生のころに戻って学校で友達と一緒にいる夢を見たとします。その場合、当時の記憶を自分がどうとらえているのかがポイントです。楽しく遊んでいる印象を受けたのであれば、純粋に思い出を振り返って懐かしんでいるかもしれません。逆に、友だちから嫌がらせを受けた、いじめられたなどのつらい思い出であれば、現実で抱えている問題と重ねている可能性があります」(マリィさん)
 
ただ懐かしんでいるだけか、それとも現実の問題を伝えているのか。現在の状況について、あらためて振り返る必要がありそうです。
 
総じて幼少期の夢は、現在の自分自身が置かれている状況を変えたいという欲求、または逃げ出したいという願望に気づかせてくれるメッセージなのかもしれません。もし、思い当たる節のある人は、今一度その原因と向き合ってみてください。
 
監修:占い師 マリィ・プリマヴェラ
 
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photo:Thinkstock / Getty Images

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