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年末年始、楽しいはずの帰省や旅行の際に要注意なのが、居眠り運転。そもそも、どうして運転中に眠くなるの? 何に注意したら防げるの? そんな疑問を解決するために、JAF(日本自動車連盟)の交通環境係の高木さんに、お話を伺いました!

 

全国各地に潜む「居眠り運転の要注意スポット」とは?

 

居眠り事故が頻発するゾーンの道路には、「ある共通した特徴がある」と高木さんは言います。

 

【特徴1】長い直線路、からの急カーブ
「まっすぐな道が続くと、運転操作が単調になることで、刺激が弱くなり眠気が起きやすくなります。そんな状態のあとに突然カーブを迎えると、事故の危険性は高くなります」

 

【特徴2】交通量の少ない道路
「意外かもしれませんが、交通量の少ない道路も要注意。油断が生じて、ついウトウトしてしまうドライバーが多いんです」

 

【特徴3】高速道路
「高速道路を運転すると、周囲の景色が次々と流れるように視界に飛び込んでくる“流体刺激”によってストレスを感じるようになります。これから逃れるため、ドライバーの視点は無意識に、前方を走る車の後方パネルなど、同じ速さで動いている車に固定されてしまいます。まるで静止しているものを集中して見つめているような状態になり、疲労感が強まって、眠気が引き起こされる傾向があります」

 

眠気は急にやってくる! 運転中に目を覚ますには?

 

どれだけ気をつけていても、眠気は急に襲ってくるもの。しかし、高木さんによると、眠くなりやすい時間帯や条件があるのだそう。

 

「人間が眠くなりやすい時間帯は、早朝、または14時〜16時にかけてだと言われています。睡眠不足や満腹状態は、もちろん眠くなりやすいですし、冬だと窓を閉め切って暖房のよく効いた車内も危険。心地よすぎるのはよくありません」(高木さん)

 

ちなみに、居眠り運転の前兆としてわかりやすいのは、「視点が一点に集中すること」なのだとか。
「人は眠くなると、顔の筋肉が動かなくなると言われています。眠くて視点が固まっているときはしっかり前を見ていたつもりでも、実はぼーっとしてしまうことが多いので、事故が起こりやすくなります」(高木さん)

 

少しでも眠気を感じたら、車を安全なところに停めて15分以内の仮眠をとることが大切。深く眠ってしまうと覚醒に時間がかかってしまうので、軽い仮眠におさえ、目覚めた後しばらく経ってから運転することがポイントだとか。
「目覚めてすぐに運転すると、脳は覚醒したつもりでも体が遅れて眠りを要求し始め、走り出しから強い眠気に誘われる危険性があります。実際に長距離運転などの事故では、寝起き後の事故が多くなっています。走り出す前に軽く身体を動かし、身体も目覚めさせておくのが大切です」。

 

しかし、対策を万全にしても思わぬ渋滞などに巻き込まれ、眠気に教われることも…。そんなとき、最適なのが「窓を開ける」こと。
「新しい刺激は、即効性が高いです。そういった意味では、音楽を聴くのもおすすめ。ただし、聞き慣れている曲だと刺激が弱くなってしまいます。また大音量で音楽をかけて目を覚まそうとするのもNG。外の音がかき消されてしまうので、かえって危険です」

 

また、ドライバー本人が、自分の眠気・疲労に気づくことが何より肝心とも。

 

「JAFの安全運転講習会でも、運転中の自分の状態や気持ち(慌てている、イライラしているなど)をチェックすることが大切だと教えています。また、助手席は文字通り『助手の席』です。ドライバーの方に話しかけてあげたり、サポートを忘れないであげてください。会話は眠気を覚ますのにとても有効なんですよ」

 

みなさんも、自分の体力や運転技術を過信せず、適度な休憩をとりながら、安全運転でドライブを楽しんでくださいね!

 

取材協力:JAF(日本自動車連盟)

 

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photo:Thinkstock / Getty Images

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