nightmare
最近「夢」、見ていますか? ちなみに抽象的な意味での夢ではなく夜見る方の夢ですが、どうせ見るならどちらも楽しい方がいいですよね!

 

フミナーズで男女227名にアンケートをとったところ、よく見る夢の内容の第1位は「現実と空想が入り混じった意味のわからない夢」という結果に。
「学生時代に戻ってやり直す夢。ただ出てくるクラスメイトは中学、高校、大学のときの友人がごちゃまぜだった」(39歳 男性 会社員)、「船に乗って釣りをするけど釣れなくて、えさの魚をペンギンにあげたら、ペンギンが海の中へ連れて行ってくれた」(29歳 女性 専業主婦)……など。確かに、夢って見ている間はしっかりつじつまが合っているのに、後から考えるとめちゃくちゃなものがほとんどです。

そして、第2位に食い込んできたのは、なんと「悪夢」。「追いかけられたり、死にかけたりする怖い夢」と答えた人が40.7%にも上りました。
Qどんな夢を見ることが多いですか?(複数回答可)
1位:現実と空想が入り混じった夢 130人
2位:追いかけられたり、死にかけたりする怖い夢 79人
3位:過去に起こったことを再現する夢 42人
4位:ちょっとHな夢 41人
5位:好きな人の夢 32人
夢の中でくらい楽しい思いをしたいのに……。
では、具体的には、みなさんどんな悪夢に悩まされているのでしょうか?
<追いかけられる系>
・教師に追いかけられる(34歳 男性 自由業)
・ゾンビに追いかけられる(26歳 女性 パート・アルバイト)
・死神に追いかけられる(37歳 女性 専業主婦)
・バッタに追いかけられる(23歳 女性 パート・アルバイト)
・この世のものではないものに追いかけられる(28歳 女性 その他)
相手は教師からバッタ、果ては“この世のものではないもの”まで幅広い! 悪夢ながらもクリエイティビティが爆発しているのが興味深いところです。
<死にかける系>
・会社の人にいきなり刺される(28歳 女性 専業主婦)
・車にひかれる(26歳 男性 会社員)
・ゴジラに焼かれる(28歳 男性 パート・アルバイト)
・巨大ミキサーの中に入れられる(27歳 男性 その他)
・焼けた鉄を飲まされ続ける(37歳 男性 自由業)
一方、「自分が殺人鬼になってしまう」(38歳 女性 その他)など、自分が加害者側に立つ夢を見る人も多いようです。どちらにしても怖いことには変わりありません!

なんで悪夢を見てしまうの? 悪夢を見てしまったときは?

なぜ、私たちは嫌だと思っているのに、こんな悪夢を見てしまうのでしょうか。睡眠と夢の関係について研究を続けてきた医学博士の北浜邦夫先生によると、悪夢は「日頃ストレスがたまっていたり、ひどいショックにあったり、生活が不安定だったり、不規則な生活をしたりしていると出やすい」のだとか(北浜邦夫監修、高田公理・睡眠文化研究所編『夢 うつつ まぼろし――眠りで読み解く心象風景』(インターメディカル、2005年)より)。
その理由は、夢を見ているときは脳が興奮しているため、わずかな不安も増幅されて怖い物語になってしまうのだといいます。
私たちは毎日何かしらの不安やストレスを感じているし、それを頭の中から完全に取り払うことなんて不可能です。やはり生きる限り悪夢は見続けるしかないのか…とあきらめかけたところで、同書の中に「解決策はあります」との言葉を発見! 北浜先生によると、なんと悪夢を強制的に終了させる方法があるとか!
その方法とは、悪夢を見ているときに「これは夢だ」と認識すること。夢だと理解できれば、どんなに怖い夢の中でも「もうすぐ目が覚めるから助かる」と思えるようになるといいます。
また、悪夢から目が覚めたときにすぐにもう一度眠らないで、お経やおまじないを唱えることも有効だとか。30分ほど頭を切り替えることで再び眠っても悪夢の続きは見ないようになるし、不安を減らす効果も得られるのだそうです。

一方、同書によると、私たちが飲む薬の中には悪夢を見せる副作用を持つものがあるといいます。また、抗不安薬を長い間使っている人が、ある日飲み忘れてしまうと、悪夢を見る確率が高くなることもわかっているそうです。

 

本当に悪夢から逃れたいなら、やはり不安やストレスの原因を少しでも取り除いていくのがベスト。ただ、悪夢の中には「大量のエージェント・スミスが家の周りを取り囲んでいた」(27歳 女性 会社員)……といった、目が覚めた後に冷静に考えるとちょっと面白いものもあるようなので、まったく見なくなってしまうのも少し寂しいかもしれませんね。
夢のメカニズム
アルコールと不眠の関係
ストレスと不眠の関係

参考文献:北浜邦夫監修、高田公理・睡眠文化研究所編『夢 うつつ まぼろし――眠りで読み解く心象風景』(インターメディカル、2005年)

 

写真:Thinkstock / Getty Images

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