睡眠外来・心療内科・精神科・千代田区|睡眠呼吸障害クリニックの福原俊明院長

【睡眠外来・千代田区|睡眠呼吸障害クリニック】長年の研究成果で東京のビジネスマンをサポート/福原俊明院長

一度は治療を諦めた患者さんも万全な体制でサポート

20年近く臨床・研究の成果をもとに、睡眠時無呼吸症候群の治療に力を入れている「睡眠呼吸障害クリニック」。都心の水道橋駅近くというアクセスの良さから、睡眠障害に悩むビジネスマンが多く受診するほか、CPAP治療に一度は挫折した経験があるという患者が後を絶たないといいます。同様の治療法でも、この病院であれば成功する例が多い理由について、同院の院長である福原俊明先生に話を伺いました。

睡眠障害治療の草分け的クリニック

医師を目指したきっかけ、病院勤務の経緯について語る福原俊明院長

 

――福原先生が医師を目指したきっかけを教えてください。

「飛行機のエンジニアだった父親の影響を受け、数学や物理が好きな子どもでした。そのため、将来は数学を生かせる仕事に就きたいと思っていたのですが、やがて人と人の関係性を大切にした仕事を志望するようになり、医師を目指すようになりました。当時は高校生でしたが、医者になりたいという同級生が多かったのも大きいと思います」

 

――睡眠障害の専門医としてこの病院で働き始めた経緯は?

「大学の研修で内科全般を学ぶうちに、呼吸器内科であれば腫瘍や感染症、アレルギーなど、さまざまな種類の病気が見られると思いました。東京大学医学部附属病院で検査部の呼吸機能検査を担当することになり、睡眠時無呼吸症候群の簡易的な検査も行うようになりました。本格的な検査ではなく、どのような状態なのかを確認するための検査です。その後、2005年から睡眠呼吸障害クリニックの外来診療を担当するようになりました。このクリニックは日本の睡眠学の権威である高橋康郎先生(現名誉院長)が始めたクリニックですが、高橋先生が高齢で引退されたため、私が院長を引き継がせていただきました」

 

――睡眠障害の患者さんと接するようになり、どのような印象を持ちましたか?

「睡眠障害に悩んでいる人の多さに驚きました。一方で、ヒトは1日の3分の1ほどの時間を寝て過ごすのに、睡眠状態を診療する医師が当時はずっと少なかったんです。睡眠に関する検査ができる施設も少なく、このクリニックでの入院検査も予約がいっぱいで2、3カ月待ちという状態でした。そんな状況を目の当たりにして、今後、睡眠医療を広めていく必要性を実感しました」

 

――当時はどのような患者さんが多かったのですか?

「土地柄もあって当初からビジネスマンが多かったですね。日中に眠くなってしまったり、出張でいびきが大きいと同僚に言われたり、仕事に支障があるという悩みから来院する患者さんが多数を占めていました」

 

――現在の患者さんの傾向はどうですか?

「クリニックの開業が1999年なのですが、当時から通院されている患者さんは退職されても引き続き来院しているため、全体的に高齢の方が増えています。このほか、一般の内科や耳鼻科から睡眠時無呼吸症候群の疑いがあり、紹介を受けてくる方もいますが、基本的には現在も都心で働いているビジネスマンの方が多いです」

 

軽い症状でもまずは気軽に受診を

睡眠呼吸障害クリニック 宿泊可能な検査病室

 

――初診の流れについて教えてください。

「初診の方にはまずどんな症状かを聞き、どのような検査が必要かを判断します。例えば、睡眠障害の診断に用いられる睡眠ポリグラフ検査の予約を入れていただき、過眠症の検査も必要と判断したら、そちらの検査も予約を入れてもらいます。当院の検査は夕方から1泊してもらうので、18時半に来ていただき、実際に検査が始まるのは21時頃。翌朝の5時か6時頃には終わります。働いている方でも、当院から職場に行けるようになっています

 

――どんな症状を訴える方が多いのでしょうか?

睡眠時無呼吸症候群の患者さんが大多数です。私が働き始めた頃は深刻な患者さんが多かったのですが、最近は比較的軽度の患者さんも増えています。もちろん、治療は初期段階から対処した方がいいので、とてもいい傾向だと思います。『自分では無呼吸になっているかどうかわからないのだけど、旅行でいびきがひどいと言われた』ということで来られる方もいらっしゃいます」

 

――軽い症状でも気になれば受診していいんですね。

「いびきが大きいほかにも、目が覚めた時に喉が渇いている方は、無呼吸を疑っていいと思います。口を開けて寝ている方は、寝ている間に喉が閉塞して無呼吸が起こっていることが多いんです。そのほか、寝ている途中で目が覚めやすい方、睡眠が浅いなと感じている方、寝ているときのトイレの回数が多い方なども、無呼吸の可能性があるため受診していただきたいです」

 

――眠りが浅いと、日中のパフォーマンスにも影響が出ますよね。

「そうですね。普通は睡眠を取れば体力が回復して活力が生まれますが、無呼吸の患者さんには『眠るとすごく疲れる』という方もいます。睡眠が浅いと、寝ている間に身体の酸素が足りない状態になるので、疲れてしまうんです。目が覚めた時に疲労感が非常に強く、むしろ寝ないほうがましと言うぐらい疲れるという方もいます。そのため、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止するCPAPという治療法で、しっかり治すことが大切だと思います」

 

CPAP療法の患者に継続的な手厚いサポート

専門技師によるCPAPのフィッティング風景

 

――過去にCPAPを試して挫折した経験のある方が、こちらでの治療はうまく進むということもあるそうですね。

「現在、さまざまな病院で睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP治療が導入されていますが、治療を継続できない患者さんも多いように感じます。例えば、『内科で簡易的な検査を行い、重症な状態と判断され、CPAPをすすめられた。しかし、マスクから出る空気の勢いが強すぎて、とてもこんな息苦しいものは使えなかった』と訴える患者さんもいました。短期間のうちにCPAPをやめてしまう患者さんがとても多いのです」

 

――睡眠時無呼吸症候群を治療するうえで、CPAPは欠かせないのでしょうか?

「そうですね。慣れるまで時間がかかる方もいますが、頑張って治療すれば身体の負担が少なくなり、他の病気も起こりにくくなります。治療において鼻づまりがひどい方はその治療も同時に行うなど、CPAPが使いにくい場合はその原因も探ります。具体的には、最初のタイトレーション(血中酸素飽和度や上気道の閉鎖状態、いびきの有無、覚醒反応などをチェックして適切な治療CPAP圧を設定すること)を怠ると、患者さんにとって治療が辛いものという印象になり、治療から逃げ出してしまう方もいます。しかし、CPAPをしない間も、無呼吸の症状で苦しむことには変わりません。そのため、一度は諦めた方もインターネットで調べたり、他の医師から紹介されたりして来院し、再挑戦される患者さんがいらっしゃいます」

 

――CPAPを処方する際、どのような手順を踏むのでしょうか?

1泊して睡眠ポリグラフ検査をした後、CPAPを処方することになった患者さんには、後日もう1泊していただきます。その際、CPAPのタイトレーションを必ず行うようにしています。治療の際は何時間もマスクを装着して寝るわけですから、フィッティングの具合が悪いとつけるのが嫌になってしまいます。そのため、当院では必ず専門の検査技師がマスクのフィッティングを行い、どのタイプのマスクが最も使いやすいかをしっかりと選びます。使い始めてしばらく経ってから、『やはり合わない』と感じた時も大丈夫です。検査技師が再びマスクの状態や使い勝手を聞き、装着方法の指導や場合によってはマスクを変更することもあります。患者さんが継続していける方法を一緒になって探ります」

 

――睡眠障害に悩んでいる方にアドバイスをお願いします。

「睡眠障害というのは、生活習慣病の一つの大きな分野だと思います。高血圧や糖尿病、高脂血症という中に、睡眠障害が入ってもおかしくありません。それぐらい、現代人にとって大きなウェイトを占めています。なので、従来の生活習慣病の診療と連携していく必要があると思います。睡眠時無呼吸症候群に悩む方で、どうしても検査治療に踏み出せない、以前にCPAPの治療をしたけれどうまく使えなくて諦めてしまったという方は、ぜひ当院に来ていただければと思います。あらゆる患者さんを見て指導してきた経験から、話し合いながら治療を進めています。あきらめず、再度治療に挑戦してみましょう」

 

クリニック基本情報

専門スタッフによる指導とともに睡眠時無呼吸症候群を本格治療

JR水道橋西口から徒歩2分。診療内容は睡眠外来、呼吸器内科。東京都神経科学総合研究所、神経研究所晴和病院に勤務した高橋康郎氏が1999年に開業し、東大病院に勤務していた福原俊明氏が2012年より院長に就任しました。日本睡眠学会専門医である福原先生のほか、認定検査技師が常駐し、呼吸器科、老年病科、耳鼻咽喉科、精神神経科などの医師が協力し合いながら治療を行っています。クリニックは個室付きベッドを4床備え、最新式の睡眠ポリグラフ検査装置を使用。また、睡眠時無呼吸症候群の治療に力を入れており、CPAP治療ではマスクを約10種類用意し、その人に合う治療法を提案しています。

クリニックの電話番号│03-3556-9181

睡眠呼吸障害クリニックのバナー

 

基本情報

 

診療時間

診察時間

 

クリニックの様子

宿泊可能な検査病室。院内に4室あり、一晩に4人まで同時に検査可能。
宿泊可能な検査病室。院内に4室あり、一晩に4人まで同時に検査可能。

数種類あるCPAPのマスク。フィッティングで患者に合ったマスクを決める
数種類あるCPAPのマスク。フィッティングで患者に合ったマスクを決める

睡眠外来・千代田区|睡眠呼吸障害クリニックの外観
睡眠外来・千代田区|睡眠呼吸障害クリニックの外観

CPAPのマスクを装着してのフォロー風景
CPAPのマスクを装着してのフォロー風景


※体験談は個人の感想であり、特定の効能・効果を保証したり、あるいは否定したりするものではありません。
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