【アーユルヴェーダの快眠効果】体質で知る睡眠タイプと快眠術

カラダの悩み
寝つきをよくする寝る前にやること快眠

健康に睡眠が不可欠だということは、みなさんご存知の通り。しかし、「睡眠時間は充分なのになぜか疲れが取れない」「寝つきが悪く、眠りも浅い」など、上手に眠れていない人も多いはず。

睡眠の質を上げて、そんな悩みを解決してくれるかもしれないのが、古代インドの医学「アーユルヴェーダ」です。

そもそも、アーユルヴェーダって何?

最近はマッサージやエステで取り入れられ、その名も一般的になりつつあるアーユルヴェーダ。健康を維持して長生きできるように説いたインド発祥の伝承医学で、5000年以上の歴史を持つ世界三大伝統医学の一つに数えられます。

そんなアーユルヴェーダは、睡眠に対しても強い効果を発揮します。ずばり「快眠の鍵を握っている」と語るのが、アーユルヴェーダアドバイザーとして活躍している吉原典子さん。

「アーユルヴェーダとは、そもそも自身の状態を知ることで、心身のバランスがとれた健康的な生活を目指そうという考えです。睡眠はそのバランスを整える上で大切なものと考えられてきました」

吉原さんによると、「アーユルヴェーダは予防医学をベースにしており、一人ひとりの性格や習慣、体質などから『ヴァータ』『ピッタ』『カパ』の3つの『ドーシャ(体質)』タイプに分類される」と言います。

「ドーシャは、自然界に存在する五大元素『空・風・火・水・土』の組み合わせによって構成されます。自分のドーシャを知るには、医師が提供している体質診断シートでチェックするのがおすすめです。

でも実は、睡眠のタイプからも簡単に診断することができるんです

一人ひとり違う!アーユルヴェーダの体質チェックで快眠のコツを知ろう

そこで吉原さんに、睡眠のタイプから分かるドーシャ別の快眠法を教えていただきました。あなたはどのタイプ?

●不眠の悩みが多い「ヴァータ」タイプ(空と風のエネルギー)
「ヴァータタイプは睡眠が浅く、途中で何度も目が覚めてしまう人が多いです。その理由は、『空』と『風』という刻一刻と移り変わる不安定な自然エネルギーと深い関係性があるからだと考えられています。

また、冷えやすいタイプでもあるので、身体を温めることを重視しましょう。眠る前はぬるめのお湯にゆったりと浸かる、または白湯にショウガを入れて飲むのもおすすめです」(吉原さん)

●なかなか寝つけない「ピッタ」タイプ(火・水のエネルギー)
「ピッタタイプは寝つきがよく、熟睡しやすいものの、心身に乱れが生じやすく不眠に繋がることもあります。熱を伴う『火』のエネルギーを持っているので、熱が発生しやすい香辛料や刺激物などをとりすぎるとイライラして一気に寝つけなくなるんです。

入浴もシャワーをサッと浴びる、湯船は短めに浸かるなど、身体を温め過ぎないように気をつけましょう。就寝前はミントを入れた水などを飲んでクールダウンさせるのもおすすめです」(吉原さん)

●眠り過ぎて身体がだるい「カパ」タイプ(水・土のエネルギー)
「熟睡できないといった不眠の悩みが比較的少ない一方で、寝起きが悪いのがカパタイプ。水のエネルギーが強いドーシャのため、寝過ぎて身体に水が溜まり過ぎてしまいます。

すると、思考が鈍くなり、身体にもだるさが残ってしまいます。そのため、眠る前には身体の水はけをよくするために、利尿作用があるハーブティーなどの飲み物を積極的にとり、たくさん汗をかくことを意識した方がいいですね。

寝る直前だと寝入ってからトイレが近くなるので、飲むのは就寝2時間前、コップ1杯くらいがベターです。また、入浴にあたっては、湯船に塩などの発汗作用があるものを入れて、しっかり汗を出すようにしましょう」(吉原さん)

さまざまな快眠方法を試しても効果がなかったという人は、自分の体質に合った方法を取り入れていなかっただけかもしれません。是非一度、アーユルヴェーダ流の快眠術を試してみてはいかがでしょうか?

photo:Thinkstock / Getty Images

吉原 典子

監修

アーユルヴェーダアドバイザー

吉原 典子


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