大塚家具スリープアドバイザーに聞く「良質な快眠へ導く寝具の選び方」

眠るのが毎日楽しみで仕方ない、かつすっきりと目覚められるような快眠を手に入れたい…。

そんな願いを叶えるために欠かせないのが、寝具の選び方。

そこで今回は、快眠を得るための寝具の選び方について、睡眠のエキスパートである大塚家具「スリープアドバイザー」の由利仁さんに話を聞きました。

快眠できる寝具選びで大切なのは、値段よりも「相性」

「快眠を得るため」と考えてしまうと、やはり高級な寝具を購入したほうがいいのかと考えがちですが、実際はどうなのでしょうか。

「大切なのは、寝ているときの気持ち良さです。

寝返りが増えるとその分眠りが浅くなってしまうので、過剰に寝返りをうたずに熟睡するには、身体に負担をかけることなく、正しい姿勢、つまり立っているときと同じ「S字」の身体のラインを自然に保ってくれる“身体にフィットした寝具”を選ぶことが快眠を叶えるポイントです。

金額やブランドよりも、実際に寝てみた感覚を大切にしていただきたいですね

寝具の中でも、マットレスなら、仰向けだけでなく横向き時に肩や腕が窮屈でないかも確認してみましょう」(由利さん)

また、寝具選びにはもう一つ重要なポイントがあるそう。

「例えば、マットレスの硬さは製品によって異なるため、体重をかけた時に沈む深さも異なり、マットレスによって最適な枕がタイプも変わってきます。

使用するマットレスに合わせて枕を購入することが重要です。

“枕が合わない”といって枕を何個も持っている方もいらっしゃいますが、使用するマットレスも考慮して枕を選ぶようにすれば、失敗が少なくなると思います。

できればマットレスと枕をセットで購入することがおすすめですが、枕だけを新調する場合は、すでにお持ちのマットレスの硬さや特徴をお店の方に伝えるようにしてください」(由利さん)

また、枕も実際に寝た時の姿勢が重要なチェックポイントになるそう。

「自分の身体にフィットするマットレスで仰向けに寝るとき、あごの角度が5〜10度くらいうつむくような高さの枕だと、鼻呼吸がしやすくて理想的です。

横向きに寝たときに首がまっすぐになるかも重要。羽毛やウレタン、ラテックス、そば殻などさまざまな素材がありますが、これはお好みで選んでいただいて問題ありません

気持ち良いと感じるものを選ぶことが快眠の秘訣です」(由利さん)

そこで、睡眠や身体の悩み別におすすめの「マットレス×枕」の組み合わせを、実際の商品を例に提案してもらいました。

【腰痛が気になる人】には、
腰が安定する「センターハード」タイプのマットレス

腰のあたりをしっかり支えるセンターハードタイプのマットレスがおすすめ。

硬めのマットレスなので、枕はやや高めで高反発タイプの枕が好相性とのこと。例えば、こちらの組み合わせ。

【マットレス】
「IDC-EZ-AS デラックス(フランスベッド)Sサイズ」 \118,800(税込)

「マットレスの中央部分(腰が当たる部分)が他の部分より硬くなったセンターハード仕様は、仰向けに寝ても、横向きに寝てもしっかり身体を支えます。

表面は通気性の高い夏面と保温性の高い冬面の両面仕様。硬めのマットレスがお好みの方におすすめです!」(由利さん)

【枕】
「クアラテックスピロー ハイタイプ」\17,820(税込)

「弾力性に優れた合成ラテックスフォームを使用。

無数の点で頭を支えるため、圧力の分散に優れ、寝ている間の頭部、首の血行不良を防ぎます」(由利さん)

B_センターハードC_センターハード中身

由利さん「センターハード仕様は、腰が当たる部分だけスプリングが硬くなっているんです!」

【肩こりが気になる人】には、
血行不良を防ぐソフトタイプのマットレス

肩こりは血行不良が原因で起こりやすくなるため、ソフトなタッチで身体をやさしく支えて身体のラインをキープし、圧迫を減らすことで血行を妨げないことが重要です。

ソフトタイプのマットレスには、低めで柔らかい低反発タイプの枕を合わせてみてください。

【マットレス】
「クリスタルオーブ2 (レガリア)Sサイズ」 \184,680(税込)

「順応性に優れたソフトなクッション性と、深みのあるサポート力のあるマットレス。ボリューム感のある仕様と9層の詰め物で、身体のラインに合わせた高いフィット感を実現しています」(由利さん)

【枕】
「低反発枕 ドリーム2 ロータイプ」\14,040(税込)

「表面を波形にカットした低反発ウレタンフォームを使用し、首にかかる負荷を分散します」(由利さん)

D_肩こり用

どんな体型でも高いフィット感があり、寝心地も抜群なマットレス

1

表面の波形で、首にかかる負担を軽減します

【パートナーの振動が気になる人】には、
ポケットコイルタイプのマットレス

ダブルベッドで寝ている夫婦などは、就寝、起床時間が微妙に異なると、「振動で目が覚めてしまう」という悩みもあるはず。

普通に考えれば寝具で解決できるという発想すらないかもしれませんが、実は、「ポケットコイル」を採用したマットレスで改善することができます。

「ポケットコイル」のマットレスはスプリング一つひとつが独立して身体を支えるため体圧分散性に優れ、寝返りを打っても振動が伝わりづらいのが特徴。

枕は左右が高くなっているタイプを選ぶと、寝返り時もフィットして快適です。

【マットレス】
「エナス ソフト ポケットコイル (スタイリューション)Dサイズ」 \78,840(税込)

「スプリングひとつひとつを不織布で包んだ7インチのポケットコイルを使用。

一般的なコイルよりも長く、コイルの巻き数が多いため、高いクッション性によって横揺れを防ぎ、寝返りの振動など睡眠の妨げを軽減してくれます」(由利さん)

【枕】
「炭フォーム枕 J2 Drスミス 立体メッシュ ロータイプ」\20,412(税込)

「柔らかな低反発フォームに炭を充填して発泡させることで、細かな炭成分がフォーム全体に組み込まれた枕です。

中央を低く、左右を高くすることで寝返り時もフィットする構造。炭の脱臭効果や吸湿効果も!」(由利さん)

E_ポケットコイル

隣に眠る人の存在を忘れるほど、振動を軽減してくれるマットレス

F_ポケットコイル中身

内部を見ると、スプリングがひとつずつ不織布で包まれているのが分かります

上質で軽い掛け布団&ムレないベッドパッドで快眠を手に入れる!

マットレスと枕について見てきましたが、掛け布団、ベッドパッドなどその他の寝具選びも、快眠を確保するためには重要なポイント。

掛け布団は肌触りを重視し、ペッドパッドは季節によって素材を使い分けることが快眠できる睡眠環境を整える秘訣です。

掛け布団であれば身体に負担をかけない軽くて暖かい羽毛布団、ベッドパッドは通気性に優れた素材がおすすめとのこと。

特に暑い夏は吸湿発散性に優れ、すばやく汗を吸収・発散できる綿や麻などの素材を選び、冬は保温性の高い羊毛ウールタイプと使い分ければ、ムレの防止にも効果的です。

以下の商品のように、通気性に関しては化学繊維よりも天然素材が優れているそう。

【羽毛布団】
「ダウナ レギュラー Sサイズ」\204,120(税込)

「保温性に優れ、高い復元力を備えたポーランド産のマザーグースダウンを使用。1羽あたり約10g程度しか取れない、希少性の高い羽毛です。

側生地もシルクのような肌触りで気持ちいいですよ」(由利さん)

2

驚くほどの軽やかさとやわらかさ!

【ベッドパッド】
「ベッドパッド ピュアリネン2 Sサイズ」\22,032(税込)

「リネン生地はコットンやシルクに比べ、吸湿発散性に優れています。

すばやく汗を吸収・発散し、蒸し暑い夏の夜もべたつかずサラッとした寝心地を叶えます」(由利さん)

H_麻のベッドパッド

肌にやさしく、サラッとした触り心地と爽やかな涼感が得られます

【ベッドパッド】
「ウォッシャブル羊毛パッド エルプレミアム Sサイズ」\23,760(税込)

「羊毛は冬の素材というイメージですが、実は吸湿発散性に優れた夏向きの素材でもあります。

さらに、片面に吸湿速乾と接触冷感性に優れた素材を使用しているので、表地、裏地をお好みで使い分けることができます」(由利さん)

I_羊毛ベッドパッド

裏面がメッシュになっているので夏でもムレずに使える羊毛製のベッドパッド。洗濯機でも洗えるそう!

自分に合う寝具は実際に試してみて、寝心地を体感することが大切です。

由利さんに紹介していただいた組み合わせを参考にしつつ、自分に合うマットレスと、さらにそれに合う枕をセットで見つけ、快眠生活を手に入れましょう!

取材協力:IDC 大塚家具 有明本社ショールーム

photo:Thinkstock / Getty Images


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