【石川直樹さん】平地よりもヒマラヤの方が眠れる!? 写真家の“眠りの流儀”に迫る

世界中で異なる眠りの習慣。もっとも眠りで苦労した場所とは?

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世界の名だたる山を登頂すると同時に、海や空、秘境など、さまざまな場所を冒険してきた石川さん。睡眠環境が整っているとは言えない、辺境の地での睡眠は、さぞかしストレスなのかと思いきや、意外や意外「快適」だと言います。

 

「例えば、ガスも電気もないミクロネシアの離島に滞在中は、寝る場所といえば、地面の上に敷いたゴザという簡易ベッドでした。最初は確かに体が痛くなるのですが、そういった環境でも、1週間もすれば慣れますね。僕は、『枕が変わると眠れない』っていう人の対極にいると思います(笑)

ベッドがなくても寝られるし、板の上でも問題ないです。ミクロネシア諸島では、“昼寝”の習慣が今でも残っているんです。カヌーハウスで、酒を飲んだり、昼寝をしたりと現地の人々の寄合場になっていて。僕も混じって昼寝していましたね」。

 

日本人にとっては、“みんなで集まって昼寝をする”というのは馴染みの薄い慣習ですが、石川さんは自ら進んで順応するとのこと。現地のスタイルを迅速に取り込むことこそ、さまざまな旅や冒険を楽しむ秘訣なのかもしれません。

 

また、冒険中、もっとも眠れなかったエピソードを聞いてみると、こんな苦い体験が。

 

「エチオピアで、ロバ小屋みたいなところで寝たことがあって。僕は虫除けスプレーとかは一切使わないんですけど、起きたら全身に赤いブツブツができていて…。ノミとかダニでしょうかね。あれは気持ち悪かったですね。あと、エチオピアのラスダシャンという、アフリカで4番目に標高の高い奥地で、ある夫婦が住む茅葺き屋根の家に泊めてもらったことがあるんです。

知らない人の家ということもあって少し緊張していたのか、珍しく寝つけずにうとうとしていると、隣で寝ている夫婦がゴソゴソしだして…。 薄目を開けて見てみたら、おいっ!! 客人いるのにおかまいなしかい! って(笑)。あれはいろいろな意味で怖かったし、もっとも眠れなかった体験ですね」。

 

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