【36時間連続更新14本目】「切れてなーい!」ておなじみの、あのCMの思い出

あれはたぶん僕が高校生とか大学生の頃だったと思うのだけど、
当時はK-1がめちゃくちゃ流行っていて、「アンディ・フグ」や「ピーター・アーツ」などなど、
K-1出身のスーパースターが大量に居た頃の話である。

スキンヘッドの白人、ハードパンチを武器にKO勝ちを量産した「マイク・ベルナルド」もそのスーパースターの内の一人で、
熱狂的なファンをバックにCM出演など露出も多く、特にヒゲ剃りメーカー「ジレット」のCMに出た時のマイク・ベルナルドのキメセリフ、
「切レテナーイ!」は流行語、と言ってもいいくらいに世間で流行ったのである。

「切テレナーイ!」はつまり、
「ジレットの新しいヒゲ剃りにはしっかりしたガードがついてるので、万が一横滑りしても肌が切れなくて安全だぜ!」みたいな効果をアピールしたものであって、僕らも何かあるたびに「切レテナーイ!」とそのCMの真似をしていた。今となっては何が面白かったのかサッパリわからないのだけど。

そんなある日、みんなで銭湯に行く事になったので、僕は意気揚々とその「切レテナーイ!」のヒゲ剃りを持っていったのである。
「どうだ、最先端のヒゲ剃りだぜ」そんな事を思いながら顔を洗い、
そしてヒゲを剃る途中に、隣に座った友達の顔を凝視しながら得意満面の顔でヒゲ剃りを横滑りさせ、
最高の笑顔で言う。

「キレテナーイ!」

実際にはめちゃくちゃ切れたのである。
頬っぺたから大量の血が噴き出し、血が交じってピンク色になった泡が僕の顔を覆う。

思うに、あのCMの真似をして頬っぺたから大量に出血した人間は、僕以外にも全国に6万人くらいは居たんじゃなかろうか。
本当に、それくらい居てもおかしくないくらいにはあのCMとあの文言が流行っていたからである。

今のご時世なら「なんか、めっちゃ切れたんですけど!!!」って傷口をTwitterにアップする人が出てもおかしくないだろうし、
リツイート数も6,000とかまあまあの数がついて企業が謝罪文を出して販売が中止になるかも知れない。

しかしながら、そういう過剰反応が返ってくる世の中っていうのもなんか気持ち悪いな、と思うわけでして、
「カミソリでちょっと血が出た」程度の事で目くじら立てて怒ったりしてると、逆に住みづらい世の中になるんじゃないかなぁ。
つまり、ちょっと血が出たくらいで、そう簡単に切れないで欲しいんですよね。カミソリだけに。

※ご存知の通り、オチは無理やりつけました。完全に眠いです。


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