シクロクロス選手の武田和佳さん

ご実家はサイクルショップで2歳から自転車に乗り始め、現在は自転車競技の「シクロクロス」を中心にご活躍されている武田和佳さん。2016-2017シーズンにはシクロクロスの国内ランキングで1位に輝き、2016年からはマウンテンバイク選手権にも挑戦するなど、精力的に活動中です。今回はそんな武田さんに、シクロクロスという競技、徹底的に管理しているという私生活、今後の目標などについて伺いました。

 

 

自転車を担いで走る!? 武田さんが挑む「シクロクロス」とは?

自転車競技を始めたきっかけについて語る武田さん

――自転車競技を始めたきっかけは、サイクルショップを営んでいるご実家の影響が大きかったのでしょうか?
 
「そうですね。父は自転車好きが高じてサイクルショップを開いた人で、母はトライアスロン選手でした。自転車が身近にある環境で育ったので、私も2歳のころから自転車にまたがっていました。兄弟姉妹でキッズレースに出場するなど、家族全員が自転車一色の生活を送っていました」(武田さん)
 
――自転車が常に身近にあったんですね。自転車競技を始めたのはいつごろですか?
 
「競技を始めたのは、高校で自転車競技部に入ってからです。中学のときは、思春期ということもあって、一度自転車から離れていました。でも、高校に入るとき、やっぱり自転車に乗りたいと思って…。プロとして続けていく覚悟を決め、名門として知られる自転車競技部に入部しました」(武田さん)
 
――高校在学時からプロとしてやっていく覚悟があったんですね…。シクロクロスはいつから始めたのですか?
 
「高校入学当初は、競技場を走るトラックレースや、道路を走るロードレースをやっていました。トラックレースやロードレースは冬がオフシーズンなので、冬場のトレーニングとしてシクロクロスを始めたんです。そこでシクロクロスの魅力にハマって、高校2年生のころから本格的に始めることになりました」(武田さん)
 
――シクロクロスという競技に馴染みがない方のために、どのような競技なのか教えて下さい。
 
「簡単に言えば、自転車の障害物競走です。舗装された道を走るトラックレースやロードレースと違い、自然のままの道を自転車で走り、速さを競います。砂地や芝、ドロ道、凍結している道など、コース状況はさまざま。自転車では走れない道だと判断したら、自転車を担いで走ることもあります(笑)」(武田さん)

競技中の様子

(提供:武田和佳さん)

――担いで走るんですか!? かなりハードな競技なんですね…
 
「もうひとつの特徴が、F1などと同じくピットが用意されていることです。路面の変化に応じて途中でピット・インしてタイヤを変えるなど、臨機応変な対応が求められるので、想像以上に頭と身体を使うタフな競技です」(武田さん)
 
サイクルショップを営む家に生まれ、自転車競技の道に進んだ武田さん。過酷なシクロクロスに挑戦するために、徹底的な自己管理でトレーニングに取り組んでいるんだとか…

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