加齢のほかにもいくつかの原因が知られています。

女性に多い「過活動膀胱」もそのひとつです。急にトイレにいきたくなり、我慢できないことが週1回以上あれば可能性があります。
また、高齢の男性に多い「前立腺肥大」や「前立腺癌」などにより、トイレ覚醒が増えることがあります。これらにあてはまるようであれば泌尿器科を受診するとよいでしょう。

「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(※)」などのような泌尿器以外の疾患でも、トイレ覚醒が増えることがあります。

そのほかに「妊娠」もあげられます。一晩に2回以上トイレのために目が覚める妊婦さんは、妊娠初期で20%以上、中・末期では30%にもなります。とくにお腹が大きくなる妊娠末期は膀胱が圧迫されます。十分な睡眠が確保できない場合は、昼寝を習慣化して睡眠不足を改善しましょう

(※)閉塞性睡眠時無呼吸症候群:睡眠中に舌根が喉の方に落ち込んで気道が圧迫されて狭くなることによって、呼吸が浅くなったり、止まったりする病気

夜中にトイレで起きてしまうのを防ぐ方法はありますか?

監修:白川修一郎先生
睡眠評価研究機構 代表・医学博士。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所客員研究員。東京都神経科学総合研究所客員研究員。江戸川大学睡眠研究所客員教授。日本睡眠改善協議会常務理事・日本睡眠学会理事。主な著書に『睡眠とメンタルヘルス‐睡眠科学への理解を深める‐』(ゆまに書房/共著)など。
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