朝、日光を浴びることで「体内時計」が整うため、「冬季うつ病」の予防や解消に効果的です。

睡眠サイクルを整える「体内時計」を司るのは、「サーカディアンリズム」と「ホメオスタシス」の2つのリズムです。この2つが連動して動くことで、質のよい睡眠をとることができます。
「サーカディアンリズム」は、約24時間周期で身体の自律神経を調整するリズム。その働きには太陽の光が強く関係しており、朝起きて光をしっかりと浴びることで、夜、自然と眠くなる周期が生まれます。冬場は太陽が昇り明るくなる時間が遅いので、この周期が後ろ倒しになってしまいます。すると過眠気味になり、気分が抑圧される「冬季うつ病」の症状が出やすいのです。
一方の「ホメオスタシス」は、体と脳が疲れを感じることで眠くなるリズムです。
「冬季うつ病」を避けるためには、朝、起きてしっかりと「太陽の光を浴びること」と、日常生活の中できちんと動き「ほどよい疲労感を体の中に溜めること」が重要です。

冬場、気分が落ち込みがちなときの対策はありますか?

監修:岡島義(早稲田大学人間科学学術院助教)
日本学術振興会特別研究員、公益財団法人神経研究所付属睡眠センター研究員、睡眠総合ケアクリニック代々木主任心理士を経て、2015年より現職。認知行動療法および睡眠心理学を専門とし、睡眠問題が及ぼす精神・身体症状、対人関係、社会生活への影響について研究を続けている。主な著書に、『薬を手放し、再発を防ぐ 認知行動療法で改善する不眠症』(すばる舎)、『4週間でぐっすり眠れる本』(さくら舎)など。
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