ブルーノート東京でPRを務める筆者が、朝・昼・夜それぞれのタイミングにおすすめの音楽をご紹介していくこの企画。今回は、「朝」にぴったりな音楽を厳選してご紹介します。朝の憂うつを吹き飛ばし、華やかに、ファンキーに、朗らかに…明るい一日を迎えるために、ぜひ聴いてみてください。

朝の憂うつを吹き飛ばせ!心のスイッチを切り替える「朝の音楽」5選

ムダに寝起きが良かった、子供のころ。内気で人付き合いが苦手、集団生活も得意ではなく、座って人の話を聞くのが何よりも嫌い…という具合で、自分にとって学校に行くのは決して楽しいことではなかったはず。登校拒否にはならなかったのが不思議なくらいなのですが、朝はやたらと元気いっぱいでした。
 
学校の居心地が良くないのに、なぜ張り切って起きていたのだろうか。つらつらと33、4年前に想いを馳せますと、理由の一つは朝食を食べるのが楽しみだったから。
 
腹ペコで「今日は何を食べてくれようか、ウシシ」とギラギラしながら目を覚まし、ピーナッツバターを塗ったパンを甘いミルクココアで流し込む。親が栄養のバランスを考慮して添えた蒸し野菜には目もくれなかった結果、みるみるうちに丸くなり、母から「こぶたさん」と、ありがたくないニックネームを付けられる始末でした。
 
もう一つの理由は、当時早朝に放送されていた『奥様は魔女(Bewitched)』を観たかったから。
 
魔女のサマンサが人間のダーリンと出会い結婚するも、魔法や周囲の強烈なキャラクターが引き金となり、毎回コミカルな騒動が巻き起こるシチュエーションコメディ。米ABCで1964年から’72年まで放送されエミー賞に22回ノミネート、最高視聴率31%、平均視聴率22.6%を叩き出し、日本でも大変な人気でした。
 
私が観ていた時期は、平日の早朝に放送されていました。自宅にビデオデッキが無かったため、毎朝せっせと起きていたのです。熱心に観ていた割に具体的なエピソードを思い出せないものの、オープニングは完璧。アニメーションで主人公のサマンサがほうきに乗って登場、ダーリンとの出会いから結婚までがポップに描かれ、日本語吹き替え版では「奥さまの名前はサマンサ、旦那さまの名前はダーリン…」中村正さんによる素敵なナレーションが入っていました。
 
そして何より印象的だったのが、大編成のバンドが奏でる魅惑的なテーマ曲。ジャック・ケラーによる楽曲とアレンジは明るくて、華やかで、躍動的で…まるで自分がサマンサになったような気分でご機嫌(実際は小太りの小学生ですが)。たった30秒ですが別世界に行ったような気持ちになれる、心踊る朝のひとときでした。
 
1日のはじまり、名作曲家&アレンジャーたちによるTV番組のテーマ曲で心のスイッチを入れて、スタートするのはいかがでしょう?

01. 華やかな気分で

“BEWITCHED”
JACK KELLER
ABC “Bewitched”
 
『となりのサインフェルド』『フレンズ』『ビッグバン セオリー』に至る米シットコムの原点、『奥様は魔女』。偉大なポップソングライター、ジャック・ケラーが手がけたゴージャスでエレガントなテーマソングで、1日のスタートをサマンサのように明るく、華やかに。

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02. 気分は凄腕スパイ!

“MISSION: IMPOSSIBLE THEME”
LALO SCHIFRIN
CBS “Mission: Impossible”
 
1966年から1973年まで放送された『スパイ大作戦(Mission: Impossible)』のテーマ曲を手がけたのは、『燃えよドラゴン』などで知られるアルゼンチンが生んだジャズ/映画音楽の巨匠、ラロ・シフリン。これを聴いたら気分は凄腕スパイ、どんな難問も解決できそうです。

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03. 今日はファンキー

“HICKY BURR”
QUINCY JONES
NBC “The BIll Cosby Show!
 
大物コメディアン、ビル・コスビーについて近年非常に残念な報道があったものの、彼のためにクインシー・ジョーンズが書き下ろしたこの曲の輝きは増すばかり。最高にファンキーなベースを弾いているのは伝説のスタジオミュージシャン、キャロル・ケイ。パワフルに1日を過ごしたい日に、おすすめ。

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04. 心おどる朝

“LINUS AND LUCY”
VINCE GUARALDI TRIO
CBS “A Charlie Brown Christmas”
 
ジャズ・ピアニストのヴィンス・ガラルディはサンフランシスコ生まれのイタリア系アメリカ人で、1960-70年代にTV版”Peanuts”の音楽を担当していたことで有名。ピアノトリオでのリズミカルな演奏を聴けば、チャーリー・ブラウンと仲間たちの顔が浮かんで、ほがらかな気分になること請け合い。

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05. 美しい自然と暮らし

“新日本紀行”
冨田勲
NHK “新日本紀行”
 
2016年に84歳で逝去した作曲家/電子音楽の世界的巨匠、冨田勲。TV番組のテーマ曲も多数手がけたなかで、たった1日で作曲&録音したという「きょうの料理」と並んで傑作と名高いのがこちら。人々の暮らし、自然、文化…美しく勇壮なメロディとサウンドを聴くと、些細なことにこだわっている自分に気がついて、ハッとします。

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さて、明日の朝はどんな曲でスタートしましょうか?

photo:Getty Images

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