出産などにも影響する睡眠不足という現代病「女性の半数は睡眠が6時間未満」

「寝不足で仕事がはかどらない」「寝不足で体調が悪い」そんな悩みをみなさんも抱えていませんか? 実はいま、「平均睡眠時間が6時間未満」という方が増えているそうです。睡眠時間の短縮は、ホルモンバランスの乱れや、生活習慣の乱れにもつながります。さらに、寿命や出産にまで影響も。
 
そこで今回、医師である佐藤雄一氏に、睡眠不足によって身体へどんな影響があるのか、良い睡眠とは一体なんなのか、また昨今増えている睡眠導入剤やサプリメントについてお話を伺いました。

佐藤 雄一氏(医師)
佐藤 雄一氏(医師)
医学博士、日本産婦人科学会専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本抗加齢医学会専門医、日本体育協会公認スポーツドクター。順天堂大学医学部を卒業後、同附属病院産婦人科にて主に不妊治療と内視鏡手術を中心に診療に携わる。多くの専門医資格を持つ立場から女性の心身の健康を支援するための診療を日々心がけ、女性の生涯にわたるメディカルアドバイザーである事をライフワークとし、予防医療の観点から食事や栄養、運動など生活習慣の大切さを指導。東京オリンピックに向けて女性アスリートの健康支援やNPO法人ラサーナ理事として子宮頸がん、乳がん検診率向上や予防に向けた活動にも力を入れている。

睡眠不足は食欲を抑えるレプチン分泌が減り、太りやすくなる!

睡眠不足は食欲を抑えるレプチン分泌が減り、太りやすくなる!

―― まず、「眠れない」「眠りが浅い」といった睡眠の悩みを持っている方は、いま増えているのでしょうか?
 
そうですね、現代人は睡眠時間が短くなっているのは調査結果としても明らかになっています。以前に我々が丸ノ内の女性1000人を調査したところ、平均睡眠時間が「6時間未満」という方が半数もいらっしゃいました。
 
詳しく見ていくと、長時間労働の方は睡眠時間が短いという傾向にあります。単純に、睡眠時間が確保できないということが1つ。加えて、脳を長い間働かせていることにより、興奮状態である交感神経が活発になり、寝付きが悪くなってしまうんですね。
 
そして女性であれば、朝は身支度にも時間を要するでしょうから、時間がなくて朝食を食べないという方も多くいらっしゃいます。その結果、食生活が乱れ、ホルモンバランスも崩れるという、身体に負担がかかる負のスパイラルに陥ってしまうのです。
 
―― 睡眠不足による身体への悪影響というのは、具体的にはどういったものがありますか?
 
まずは単純に、パフォーマンスが落ちます。週の睡眠時間が40時間を下回るとパフォーマンスが落ちるとされており、理想は毎日7〜8時間、週50時間以上の睡眠がベストです。ただし6時間未満の睡眠でも、作業効率の悪化は本人が自覚しない程度であったりするんですね。
 
本人が自覚できないパフォーマンス低下であっても、長時間労働によって睡眠不足の従業員が多ければ、やはり会社全体の売上にも影響してきます。そこで最近では「健康経営」と言って、従業員の健康を経営課題として取り組む企業も出ています。
 
また睡眠不足によってホルモンバランスが乱れて免疫が下がると、吹き出物や風邪などの体調不良も引き起こしやすくなります。さらにレプチンという、食欲を抑えるホルモンが減ってしまうんですね。そのためついつい夜食を食べてしまうなど、「睡眠時間が短いと太りやすい」という状態になってしまいます。
 
―― ホルモンバランスの乱れは、身体への影響が大きそうですね。
 
はい、特に生活の乱れとホルモンバランスの乱れが組み合わさり、悪循環を生み出しているケースもあります。
 
たとえば、睡眠不足によって、幸福ホルモンであるセロトニンが分泌されなくなります。
忙しい方は、朝食抜き、ランチはおにぎりとカップスープといったタンパク質の少ない、炭水化物中心の食生活になりがちですよね。そこに、昼夜逆転の生活、運動不足などの生活の乱れが加わると、幸福ホルモンであるセロトニンの分泌がさらに少なくなってしまいます。
 
睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンは、このセロトニンから作られるため、生活の乱れが「寝つきが悪い」や「すぐ目が覚めてしまう」などの不眠症につながり、睡眠不足がさらに進んでいく…という流れになってしまうんです。
 
セロトニンの生成にはタンパク質、葉酸、鉄分、ビタミンB群など多くの栄養素が必要です。女性にとって、食生活の乱れは「女性ホルモンが出なくなる」ことにもつながります。食事、睡眠は年齢を重ねてから後悔しないためにも、非常に大切です

「睡眠不足は寿命にも影響する」日付が変わる前に就寝することが大切

睡眠不足は食欲を抑えるレプチン分泌が減り、太りやすくなる!

―― 睡眠時間以外の要素で、「良い睡眠」とは一体どんな睡眠でしょうか?
日付が変わる前に寝たほうがよいですね。日内変動と言って、体内時計により22時から深夜2時の間の睡眠を取ることで、成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは「アンチエイジングホルモン」と呼ばれており、お肌のツヤや寿命にまで影響するなど、健康的な身体を維持するためには重要なホルモンです。
 
ただ、現代人が22時に就寝するのは難しいでしょうから、少なくとも日付が変わる前に寝る、というのを意識するとよいでしょう。
 
また、寝付きをよくするために寝酒をする方もいらっしゃいますが、実は寝酒によって睡眠が浅くなり、睡眠の質が低下してしまうんですね。睡眠によってしっかりと身体を回復させるためにも寝酒は避けて、深い睡眠を取ることが大切です。
 
―― 寝酒以外に、食事で気をつけるべきことはありますか?
 
興奮状態になってしまう交感神経を刺激するようなものは、就寝前は避けるべきです。カフェインが含まれるコーヒーはもちろん、砂糖も交感神経を刺激するため避けたほうが良いでしょう。
 
特に砂糖・糖質は多幸感をもたらしてくれるのですが、それは一時的な状態。血糖値が上がって下がるときに脳は不安感を覚え、症状が激しくなるとパニックになることもあります。特に日本人は血糖の調節障害になりやすい体質のため、日頃から砂糖・糖質の摂取量には気をつけたいですね。

出産等のライフプランにも関わってくる睡眠。いまからしっかりと土台づくりを

「睡眠不足は寿命にも影響する」日付が変わる前に就寝することが大切

―― 最近はドラッグストアなどでも睡眠導入剤を見かけるようになりましたが、「睡眠薬」や「睡眠サプリ」はどう違うのでしょうか?
 
睡眠薬にはベンゾジアセピンなどの化学物質が含まれています。一方で睡眠サプリは科学的な睡眠薬と違い、食品由来の素材で構成されています。つまりサプリは「健康食品」という位置づけである、ということです。
 
睡眠サプリは食品ですから、一概に「摂取してから何時間後に眠れる」ということはありません。健康的な身体づくりの一環として睡眠サプリを摂取する、という考え方が正しいでしょう。
 
―― ちなみに睡眠サプリにもいろいろ種類があるのでしょうか?
 
“眠り草” と呼ばれるクワンソウが入っていたり、癒やしの効果があるハーブなど、含まれている素材によって種類は異なります。またハードカプセルのタイプからソフトカプセル、顆粒、錠剤など、素材以外の違いもあるので飲み方に合わせて選びましょう。
 
―― 最後に睡眠に悩む方へメッセージをお願いいたします。
 
私は産婦人科医という立場から、女性の心身の健康を支援する活動を続けてきましたが、女性にとって睡眠は出産等のライフプランにも大きく影響してくる要素です。手遅れにならないよう、睡眠はしっかりととっていただきたいなと思います。
 
また女性、男性問わず、いまの生活習慣をまずは見直してみること。そして健康的な身体の土台づくりを行いましょう。

佐藤雄一氏が監修のサプリメント『Dr’s ラフマ葉GABA』とは

佐藤雄一氏が監修のサプリメント『Dr’s ラフマ葉GABA』とは

現代人はパソコンやスマホなど、強い光を浴びて生活しているため、夜になっても交感神経が優位になりがち。眠るときには副交感神経が優位になるのが自然な状態で、且つ質の良い睡眠が望めますが、交感神経優位のままでは眠りの質が低く、身体へさまざまな悪影響を及ぼします。

Dr’s ラフマ葉GABA

そこでご紹介するのが、自然由来にこだわり厳選した植物エキスを配合した『Dr’s ラフマ葉GABA』。今回インタビューさせていただいた佐藤雄一氏が監修したサプリメントです。
 
休息の質向上と、睡眠導入時のリラックスに着目して厳選された「ラフマ葉エキス」「GABA(ギャバ)」を配合。さらに眠り草と呼ばれる「クワンソウ」と癒やし成分「カミツレエキス(カモミール)」を配合した休息サプリメントです。
 
お得な定期コースでは20%以上の割引価格に加え、送料無料、いつでも休止・解約OK、限定サプリケースがもらえる特典などが満載です。ぜひこの機会にお試しください。
 

GABA

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