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前回の記事では、古くから変わることなく受け継がれてきた宇宙・生命のサイクルと、月の満ち欠けが人間の身体に及ぼす影響についてお伝えしましたが、今回はそのリズムにそった身体の整え方として、「ムーンデイ(新月・満月・女性の月経期)」にオススメしたいヨガのポーズを紹介します。

ムーンデイに起こる身体の変化とは?

新月と満月が起こる日は、月の満ち欠けによって、地球に及ぼす引力が最大に。私たちの身体も地球上の海の面積と同じく70%の水分で成り立つことから、まるで小さな海を抱えているような存在。自然界と同様のバイオタイドが肉体や感情に影響を与えると考えられていることから、自然との調和を目指していく伝統的なヨガの教えでは、満月と新月のムーンデイは“休息日”として、ヨガの練習をお休みにする場合があります(毎月のムーンデイを休館日として設定しているスタジオも)。
 
そして、女性特有のムーンデイ“月経期間”は、女性ホルモンの分泌が最も少なく、体力や体温・免疫力も低下するため、新月・満月の日と同様に、ヨガの練習はお休みをしてのんびりと休養モードで過ごすことを推奨しています。ここで簡単に、ヨガの視点から新月と満月のエネルギーが引き起こす特徴について紹介しましょう。
 
<新月・満月のエネルギーの特徴>
・新月のエネルギー
「アパーナ」と呼ばれる。息を吐き切った時のように、“下へ向かい、収縮するエネルギー”が最も強くなる状態。動物や人間は落ち着きを増すが、身体が重たく感じるので、動くのがおっくうになる。女性の月経期間もこの「アパーナ」が優位になることで子宮からの排出を促し、心身を浄化させる。
 
・満月のエネルギー
「プラーナ」と呼ばれる。息を吸い切った時のように、“上へ上昇し、拡散するようなエネルギー”が特徴。活発だが、地に足がつかないような感情的な傾向が生じやすく、衝突が起きた際には、ケガが治りにくいと時期とされる。
 
新月と満月が起こる日や、女性の月経期間にはこれらの特徴があることから、アクティブなヨガの練習はお休みするのがベター。日ごろ忙しくてなかなか休息が取れない人には、ムーンデイでも安全に行えるくつろぐためのヨガのポーズで、自分をのんびりと内観する時間として活用するのもよいでしょう。
 
これから紹介する「うつぶせのワニのポーズ」は、股関節まわりや腰をほぐすので、滞りやすい下半身の血行を促進。また、うつぶせの姿勢で腹式呼吸することで絶妙な腹圧がかかり、深いリラックス効果をもたらすことから、自律神経のバランスを整え、安眠への効果にも期待ができます。

【実践】「うつぶせのワニのポーズの手順」

Step:1
うつぶせの姿勢になり、組んだ両手の上に、右を向いた角度で顔を乗せる。
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Step:2
右ひざを深く曲げ、股関節の真横にヒザの位置がくるように調節。息を吐くたびに、全身の力が抜けるのを感じる。リラックスした呼吸を行いながら、このまま1分間ほどキープ。
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Step:3
右足を戻したら、顔の向きを左向きに変え、反対側の足も同様に行う。左足を戻したら1の姿勢で余韻を感じながらひと休み。
3

冷える季節には、温めグッズを活用しても◎

フローリング素材の床など、冷たさを身体に感じる場合は、お腹の下に折りたたんだブランケットを敷きましょう。ヨガマットと身体の間のスペースが適度に埋まり、姿勢も楽に安定します。また、これからの冷える季節には、ブランケットを薄型タイプの「湯たんぽ」に変えてもよいでしょう。心地よい環境を整えることで、ヨガのポーズがリラックスして行え、効果がより深まります。
 

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