眠気覚ましといえばコーヒー。職場や自宅などで飲んでいる方も多いのではないでしょうか。コーヒーに含まれているカフェインが眠気覚ましに効果的なのは有名な話ですが、カフェインは過剰摂取してしまうと実は人体には悪影響が。また、デカフェやチョコレート、アイスクリームなど意外なものにもカフェインは多く含まれています。カフェインは過剰摂取に注意しながらバランス良く管理していくことが重要です。

眠気覚ましのカフェイン過剰摂取注意。デカフェも飲みすぎダメ

 

実は定められていないカフェインの摂取目安量

そもそも、1日にどれだけカフェインを摂るのが理想的なのか、疑問に思う人も多いはず。実は、どれくらいの摂取で身体にどのような影響が出るかは個人差が大きいため、日本だけでなく海外でも目安量が設定されていません。
ただし、妊婦のカフェイン摂取目安量を示している国があり、その影響もあって、「カフェインを摂りすぎないようにしよう」という考え方が一般に広がっているのです。
 
それにもかかわらず、日本で流通している食品はもちろん、成分表示に厳しいアメリカの米食品医薬品局(FDA)でさえ、メーカーに対して、食品・飲料ラベルへのカフェイン量の表示を義務付けていません。そのため、消費者自身が1日にどれくらいのカフェイン量を摂取しているか把握しきれていないのが現状です。
 
一般成人に向けた摂取目安量のガイドラインは存在しませんが、医療研究者集団のMayo Clinicによると、健康な成人にすすめられる1日のカフェイン摂取量の目安は、コーヒー約4杯に含まれる量と同等の400㎎とされています。専門家によると、これを大きく上回ると不眠症、神経症、心拍増大といった負の影響が出てくる可能性があるのだそう。

増えてきたデカフェ、でも摂取量には要注意

妊婦さんや授乳中のママを中心に人気のある「デカフェコーヒー」。「デカフェ」とは、元々カフェインを含んでいる飲み物からカフェインを抜いたもののことですが、実は完全に取り除くことはできておらず、デカフェにもカフェインはわずかに含まれています
 
似た言葉として「カフェインレス」「ノンカフェイン」もありますが、カフェインレスは少しカフェインが含まれているもの、ノンカフェインはカフェインが全く含まれていないもののことを言います。
 
Mayo Clinicによると、スターバックスのヴェンティサイズ(一番大きいサイズ)のデカフェには、30mgのカフェインが含まれているそう。また、スターバックスの普通のホットコーヒーをヴェンティでオーダーすると、この1杯には415mgものカフェインが含まれていて、それだけで1日の摂取目安量をオーバーしてしまうようです。妊婦さんや授乳中の女性が「デカフェだから」と何杯も飲むのは非常に危険。スターバックスが大好きだからといって1日に何杯もおかわりしている人も要注意です。

チョコレートやアイスにもカフェインは含まれている!

カフェインの摂取量は、コーヒーだけに注意していればよいわけではありません。コーヒー以外のドリンクである紅茶、緑茶、コーラ、マテ茶、ココアなどにもカフェインは多く含まれています。
その他にカフェインが含まれているものとして注意が必要なのがダイエット系サプリメント、エナジー系サプリメントやドリンク、栄養ドリンク、市販の鎮痛剤など。
 
また、みなさんがよく口にする食品では、ダークチョコレートが要注意。ハーシーズのダークチョコレートバーには24mgのカフェインが含まれているそうです。他にはハーゲンダッツのコーヒーフレーバーのアイスにもカフェインが29mg含まれているのだとか。
これらは上限の摂取量から考えると微量かもしれませんが、コーヒーと合わせて無意識に口にしていると、あっという間に過剰摂取になってしまうなんてこともなくはない話。飲み物だけでなく、食べ物にも注意することが必要なのです。
 
1日に1〜2杯程度しかコーヒーを飲まないという人でも、その他の食品から知らず知らずのうちにカフェインを摂取している可能性があります。エナジードリンクなどにはカフェイン含有量が明記されていることが多いので、摂取する際は表示を確認し、他の食品と合わせても1日の摂取量が400mgを超えないように意識してみたほうがよさそうです。
 
眠気覚ましとしてお世話になることの多いカフェインですが、自分で摂取量をきちんと管理して過剰摂取にならないよう、うまく付き合っていきたいものですね。
 
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参考
Van Winkle’s

photo:Thinkstock / Getty Images

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