これまでは仕事が進まないイライラで眠れない、書評を気にしていわゆる“エゴサ”しちゃって眠れない状態が続くなど、心的疲労の方が強くて寝付けなかったのですが、最近は、身体の疲れがたまってきているのが悩みです。入浴はシャワーですませてしまうことが多いため、入浴後に眠気を感じにくく「なんだか疲れが取れないなー」と思いながら過ごしています。そんな中、お風呂の時短&節約ができ、かつ安眠にも効く「手浴」という方法を見つけたのでご紹介します。

時短&節約! 湯船につかれない人は入浴後の眠気を誘う“手浴”で疲労回復

 

湯船につからない「シャワー入浴派」が増えている

時短や節約したいなどの理由があるからなのか、入浴時はシャワーのみという人も年々増加しているそうです(※1)。湯船につかると、入浴後に心地よい眠気を感じられて寝付きもよくなるのですが、いろいろな事情で「ゆっくりつかりたくてもなかなかできない…」という人も少なくないようです。
 
私の場合も、「時間がとれない」という理由が大きいのですが、「疲れすぎてお風呂に入る気力がない」というのもあります。私はモノグサな性格なので、仕事や興味のあること以外にはできるだけ手間暇をかけたくありません。それでも、たまった疲れをなんとかして取りたい!というワガママな欲求だけはふくらみます。
 
また、我が家のお風呂事情ですが、ガス代がちょっとお高いうえに、浴槽も狭くてのびのびつかる事ができないというのも、湯船につかる気力を奪う原因になっています。
湯船にお湯をためる・つかる時間がないし、光熱費を節約しなくては…一人暮らしの場合は、同じ悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。

湯船に全身つからなくてもいい“手浴”という方法で、疲れが和らぐらしい

身体の疲れをなるべく簡単にとりたい、入浴後はすぐに眠気を感じるようにして寝付きをよくしたい…そこで見つけたのが“手浴”という、手だけお湯につかる方法です。
フミナーズでもたびたび監修者として登場する快眠セラピスト・三橋美穂先生の著書『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』によると、「手浴は湯船につかる気力がないという人におすすめ」とのこと。
また、手は「第2の脳」といわれるほど、たくさんの神経が張り巡らされていて、直接脳につながっている神経も多いそう。手だけでもお湯につかると身体がぽかぽかになり、入浴後に眠気を感じることができるのだとか。
たしかに、指先ってとても敏感で、感触や刺激にすぐに反応しますよね。わずかな刺激や熱の変化もすばやく感じとることができるのだから、手の内部の神経はかなり密集しているようですね。
 
【手浴の方法】
●熱めのお湯(43度くらい)を洗面台にためる
●手首の上までしっかり浸けて10分。身体がぽかぽかしてくるまで温める
●ストレッチをする
・洗面台に手をつけて親指を外側に向けるように手のひら自体を半回転させる
・手の万能ツボ『合谷(人差し指と親指の間:手の左右どちらでも)』を押す
 
方法はたったこれだけ。顔を洗う・歯を磨くついでに行えるので、とても簡単そうです。
まさに私のような一人暮らしでお金もなく、モノグサな人向けの入浴方法ですねこれは!

“手浴”で入浴後の眠気が強くなり、寝付きがよくなるのか試してみた

【初日】
・AM3:30就寝、寝付きにかかった時間:40分(睡眠アプリ測定)、30分(体感)
手浴は熱めのお湯がよいということで、43度くらいのお湯を洗面台にためて手を入れてみるも熱い…とても熱い…。もともと熱いお湯につかるのは苦手なので、私にとっては43度のお湯は熱かったです。(いつもはシャワーも38度くらい。のぼせやすいので、湯船につかるときは39度くらい。モニターの湯温表示と実際の温度には誤差があるのかも?)
初日は10分もつかる事ができず、5分くらいで断念しました…。私にはちょっと熱すぎる…。
 
【3日目】
・AM3:00就寝、寝付きにかかった時間:40分(睡眠アプリ測定)、50分(体感)
いまだ、熱いお湯に慣れず、仕方がないので41度くらいに温度を下げて挑戦しました。2度下げるだけでも違いますね。熱すぎず長くつかれそうな感触を得て、初めて10分以上の手浴に成功。数分で終わってしまった前日までとは違い、汗をびっしょりかきました。
ですが、この日は仕事で強いストレスを感じていたせいもあってかなかなか寝付けず、体感でほぼ1時間くらいかかってしまいました…。
 
【7日目】
・AM2:30就寝、寝付きにかかった時間:30分(睡眠アプリ測定)、20分(体感)
熱いお湯に慣れてきました。43度でもつかることができ、お湯の中でストレッチを行う余裕も出てきました。さらに、マッサージもやってみたのですが手のコリがほぐれて気持ちがよかったです。
熱くて汗をかいたという感じではなく、じんわり手から全身が温まっていき、ぽかぽかしながら汗をかくという感覚。
この日は入浴後すぐに眠気を感じて、寝付きがよかったですが、寝起きはあまり変化なし…といった感じです。
 
【10日目】
・AM2:00就寝、寝付きにかかった時間:15分(睡眠アプリ測定)、10分(体感)
この日は残業続きで特に疲れていたということもあり、ひたすら頭がボーッとしていました。そんな中で手浴を行ったのですが、いつものようにぽかぽかした感覚が開始5分くらいで感じられました。10日間、手浴を続けてきた効果で血のめぐりがよくなったのだと思います。手浴を終えたあとは身体がぽかぽかし、「早く寝たいなぁ」と思いながら歯を磨いて、入浴後はすぐに就寝。
翌日、寝起きがとても良かったです。目覚ましのアラームを繰り返さずに起きる事ができました。

“手浴”は時短とお金の節約ができる、お手軽な疲労回復法だった

手浴を10日間ほど試してみて、入浴後はすぐに眠気を感じられるようになりました。ぐっすり眠れるので、身体の疲れがとれやすく、漫画編集の仕事も以前と比べて判断力が早くなり、はかどっています。手浴は、一人暮らしで湯船につかる気力と時間の余裕すらない&光熱費を節約したい人を救う入浴法だと思いました。
私はPCでペンタブレットを使って編集作業をしていますが、同じように手を酷使する仕事の人や家事を行う人、または腱鞘炎気味の人など、忙しくて湯船につかれない事情がある人にうってつけの入浴法です。
 
全身浴ができなくても、“手浴”+シャワーだけでも身体の疲れが和らぐことを体感できてよかったのですが、本当は週1,2回ぐらいは、できるだけ全身浴をする時間をとった方が、身体にも心にもよさそうですね。毎日の時間とお金の使い方を見直し、ゆっくり休む時間を作ることも大切だなと思いました。
 
夜、お風呂ではなく、シャワーで済ませたいのですが…
質のよい睡眠につながる、お風呂の入り方を教えてください。
年間約17,000人が急死!? 快眠の味方「お風呂」に潜む“ヒートショック”のリスクと対策
 
参考:
参考書籍:三橋 美穂「驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100」(かんき出版)
※1 『現代人の入浴事情、「シャワー入浴派」が増加、東京ガス調べ』

photo:Thinkstock / Getty Images

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