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こんばんは、眠井です。本稿執筆時点、本州は梅雨真っ只中。気温と湿度は急上昇し、なんとも寝苦しい季節の到来です。エアコンの温度は25度、強風の設定を基本としなければ全く眠れません。
 
さて、前回は検査入院の結果、睡眠年齢なるものが存在するとしたら、自分が60歳ほどの“睡眠おじいちゃん”だったということが判明しました。また、睡眠時に手足の筋肉が動く頻度が、病的とされる基準を上回る結果に。どうやら周期性四肢運動障害という診断名らしく、病院の先生から提案された不眠改善方法の一つが、“手足の筋肉が動く回数”を減らすための薬物治療でした。

薬剤師さんから聞かされた不思議な注意事項

検査入院で判明したのは、PLM指数(PLM Index)の異常な数値。これは手足の筋肉が動いた1時間あたりの回数を示す数値で、本来、15回以上で病的とされるところを、僕の場合は約28回。睡眠にも障害が出るらしく、先生からは手足の動きを抑えるために処方される薬の説明を受けます。
 
薬の名前は『ビ・シフロール錠』。服用頻度は1日1回で、睡眠の2時間前までに飲みます。薬の種類としては神経系の症状を緩和するものらしく、処方されたものは最も成分が薄い薬とのこと。まずは1カ月間飲み続け、様子を見ることになりました。ちなみにこの薬、成分が濃くなるとパーキンソン病の治療薬としても使われるらしいです。
 
今まで飲んだことがない薬のため、不安になりながらも近くの薬局に向かい、薬を受け取ります。薬剤師さんからは、3つの注意事項を言い渡されました。
 
薬を受け取ります。薬剤師さんからは、3つの注意事項を言い渡されました。
 
1.アルコールを飲んだ時には飲まない
正直、もしかしたら言われるかもと予想していましたが、晩酌を欠かさない僕にとってこれはあまりに厳しい注意事項です…。アルコールと一緒に服用すると副作用が強まる恐れがあるとのことで、うかつなこともできません 。
 
2.副作用として眠気、吐き気、消化不良を感じることがある
なるほど。薬にはよくある話だと考えて納得しました。
 
3.自分の欲求が抑えられなくなる場合がある
…………ん? 抽象的な表現でどうなるのか想像できませんでしたが、よく聞くと、成分の濃い薬の場合、ごくまれに物欲や性欲を抑え切れなくなることがあるそう。説明してくれた薬剤師さんによると、実際、買い物に行った時に衝動買いが抑えられなかったという実例があったようです。

薬を飲み始めて、1週間後に大きな変化が!

早速、受け取った『ビ・シフロール錠』を飲んでみようとしましたが、社会人ともなれば、しばしば付き合いで飲みに誘われてしまいます。本来、睡眠前には毎晩服用しなければいけない薬ですが、断り切れずお酒を飲んでしまい、最初の1週間は2日しか薬が飲めないということに……。案の定、1週目は効果を実感するまでには至りませんでした。
 
翌週から覚悟を新たに、まずは1週間、毎日服用するようにしました。すると、1週間後…。
 
「あれ?足がいつもより軽い!」
 
早速、薬の効果が実感できました。そもそも、PLM指数の数値が悪い人でも、手の動きが激しい人もいれば足の人もいて、かなりの個人差があるよう。僕の場合は足の方が活発に動いていて、これまでは目覚めた時、なんとなく足に疲れが残っている感じがしていました。そのため、通勤時は自宅から歩いて10〜15分の最寄り駅まで歩くのすらつらく、バスを使うこともあったほどです。
 
それが薬の効果を実感してからは、バスの存在を忘れられるほど足取りが軽く、朝の出勤時はもちろん、疲れが蓄積する会社帰りでも苦痛を感じなくなりました。
 
また、服用後1週間ほどから夜中に目が覚めることもなくなり、朝起きた時に今まで感じていた疲労感も解消されました。さらにさらに!これまでは寝不足によって職場で昼寝することも多々ありましたが、その回数も少なくなり、眠気やだるさに苦しむこともなくなったのです。
 
「正しい睡眠がとれると、身体はこんなにも違うのか!」と衝撃を受けました。ちなみに、心配した衝動買いは今のところ起きていません。
 
薬の効果で足の動きは抑えることができました。残るは、検査入院で不眠のもう一つの原因とされた、いびきの改善です。そこで次回は、いびきを治すために作った、マウスピースによる治療についてご報告させていただきます!
 

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photo:Thinkstock / Getty Images

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