悩み事を考えてしまってなかなか眠ることができない、そんな方に試していただきたいのが「悩み事をノートに書き出して引き出しにしまう」という方法。考えているだけではなかなか心が晴れずモヤモヤしてしまうという気持ちを、ノートに書き出してしまうことで自分から離してしまうという仕組みです。実際に効果の程を確かめるべく、就職活動真っ只中の大学院生に実践してもらいました。

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こんにちは、国立大院生の田近です。前回、足裏をマッサージすることで不眠を改善するという方法に挑戦し、みごと「ぐっすり眠れた!」のですが、翌日はまた元の不眠に…。どうやら効果を維持するには、自分で足裏のケアを継続することが大切なようです(それについては後日、別の機会にレポートしたいと思います)。

 

さて、2016年6月現在、就職活動では内定なし、プライベートでも彼女なしという状況。そして依然として眠れない日々を送っています。連日採用面接だらけの僕にとって、睡眠は貴重な心身の栄養源です。

 

「眠れない悩みさえ解消すれば、全てうまくいくのでは…」。かすかな望みをかけ、今回は「悩み事をノートに書いて引き出しにしまう」という方法で不眠改善にトライしてみました。1日も早く眠れない悩みを手放し、引き換えに内定のついでに恋人も手に入れたい…。

なぜ悩み事を引き出しにしまうのか?

 

眠れない原因は人によってさまざまですが、どうやら僕は「神経質」であることが不眠の根本的な原因のようです。具体的にどう神経質なのかというと、「環境」と「感情」に分けられます。

 

環境の方は単純で、睡眠時の光がやけに気になります。まず自宅のベランダの目の前には街灯があるため、カーテンは厚いもので遮るように工夫しています。さらに、テレビの待機ランプや給湯調整パネルなど、ベッドから見える「光」は、どんな小さなものでも全て目に入らないように、置き場所を調節しています。また、音にも非常に敏感で、空気清浄機の動作音ですら、耳もとでハエが飛んでるように耳障りに感じ、それが原因で眠れないこともしばしば。

 

一方、感情については説明が難しいのですが、一言で言ってしまえば「モヤモヤ」して落ち着けません。具体的には、「社会の窓を全開にしたまま気づかず企業の説明会に出席してしまったけれど、人事に変態だと思われていないか。選考に不利にならないか」といった、他人が聞けばくだらないと思われるものから、「明日指導教官に会うが、課題についてのコメントをどう聞けば引き出せるだろうか」といった真剣な悩みまで、さまざまなモヤモヤで眠れなくなってしまいます。

 

環境については努力でどうにかできますが、感情については明確な解決法がなく、寝酒などでモヤモヤする時間を乗り切ることもありました。でも、結局はその場しのぎで、根本的な解決にはなりません。そこで今回、悩み事で眠れないタイプの人に有効だという、「悩み事をノートに書き出し、引き出しにしまう」という「気持ちを切り替える方法」を実践してみました!

「悩み事を書いて、寝る。」ねっ?簡単でしょ?

 

方法は至ってシンプル。「悩み事をノートに書く→引き出しに閉まっておまじない(?)を唱える→寝る」だけです。

 

手順通りに説明すると、まずは寝る前にペンとノートを用意します。どんなノートでもOKで、僕は履歴書で選考落ちした企業のロゴが入ったノートを使いました。他意はありません。そのノートに、今日あった出来事でモヤモヤすることや、悩み事になりそうなものを片っ端から書き出していきます。無事に全てを書き終えたら、次はノートを閉じて引き出しにしまい、こう唱えます。

 

「はい、おしまい!」

 

ちなみに、唱えるおまじないは「悩み事に別れを告げる」ことができれば、言葉自体は何でもいいそうです。自分に言い聞かせることが大事なのだとか。さて、ここまで済めば、あとは寝るだけです。ねっ?簡単でしょ?

悩み事は寝る前に起きてるんじゃない! 布団の中で起きてるんだ!

 

実践初日、この日は志望企業から唐突に課題を言い渡され、緊張に震えていた日でした。過去に例のない課題に戦々恐々としていた僕は、ノートに思いの丈を綴り、「はい、おしまい! 本当に!」と念まで押して、夜12時ごろにベッドへ飛び込みました。

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実際にノートに書いた悩み事

・・・。

 

・・・・・・・。

 

(企業の人にはどうせばれないから、この課題は誰かに手伝ってもらうべきか)

 

(でも、この分野に詳しい友達はいない)

 

(そもそも、僕にはなぜ友達が少ないのだろうか)

 

(そういえば高校の時も、友達と遊んだのは両手で数えられるくらいだったような…)

 

そうです。ダメでした。いろんなことを考えてしまって全く眠れない!布団に入ってからモヤモヤと悩み事が心の底から浮かび上がり、「おまじない、全然ダメじゃん…」とそれで悩んでしまうほど。結局、30分ほど布団の中でモヤモヤを抱えたまま眠れませんでした。

 

この方法は、1回で効果がでなくても「眠れるようになるまで繰り返す」のがコツとのこと。こうして不眠と圧迫面接に苦しみながら、悩みを書き出し、おまじないを唱える日課を一週間繰り返しました、が…。

 

「悩み事は寝る前に起きてるんじゃない! 布団の中で起きてるんだ!」

 

そう、どうしても布団の中で悩み続けてしまい、30分~1時間ほど眠れない日が7日間続きました。僕の場合、「ノートに書く」という行為自体に身構えてしまい、布団に入ってからも脳がリラックスできなかったようです。

 

この方法は「脳に余計なことを考えさせないための儀式」のようなものだそう。ほかにも「難しい本を読む」「呼吸に集中する」などの方法でも同じような効果があるとのこと。ノートに書き出す方法が自分に合っていないと感じた僕は、「難しい本を読む」という方法も試してみることにしました。

 

寝る前にやや難解なミステリー小説や論文に目を通すと、確かに眠気はやってきます。

 

でも、布団を被ると眠気とモヤモヤが戦いを始めてしまいます。ミステリー小説は続きが気になり、論文も理解できない所があると、それがそのままモヤモヤして眠れない…。結局「ノートに書く」モヤモヤ封印法と同様に、平均して30分ほどは布団の中でモヤモヤしてしまい、快眠には至りませんでした…。

 

今回はあまり良い結果が得られず、まだ面接と眠れない日々が続いています。でも、千里の道も一歩から。自分に合う方法があると信じ、見つかるまで探そうと決意を新たにしています。次はもう一つの「脳に余計なことを考えさせないための儀式」という、「呼吸に集中する」方法を試してみたいと思います。その結果も、また次の記事にてレポートさせていただければと思います!

 

足裏から不眠解消!? 一瞬見えた快眠生活への希望 ~大学院生の不眠解消体験記~
眠れない人にお薦め【不眠解消レポート】眠れないから睡眠外来に行って初診を受けてみた

 

photo:Thinkstock / Getty Images

 

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