アスリートも実践!「炭酸」の疲労回復効果とは?
疲れたとき、ゆっくりとお風呂に浸かりたくなる…、温泉に行きたくなる…。それは入浴に疲れをとるリラックス効果があることを実感したことがあるからこそ生まれるキモチ。普通に入浴するだけでもその効果を実感できますが、お休み前のリラックスタイムに効果的な疲労回復を促すおすすめの入浴法をご紹介します。

■入浴でリラックスできるワケ

 

お風呂に入るとリラックスできる理由は主に3つ。一つ目は水圧によるもの。湯船に浸かると全身に水圧がかかり、マッサージ効果がもたらされます。下半身の静脈やリンパ管に水圧がかかれば、下半身にたまりがちな血液を循環させ、むくみの解消にもつながります。長時間の立ち仕事やデスクワークでむくみがちな方には嬉しい効果ですね!

 

二つ目は浮力によるもの。お湯に浸かると関節や筋肉にかかる負荷が減り、筋肉の緊張を緩めることができます。筋肉がほぐれると、精神的にもゆったりした気持ちになります。思わず「んぁ~」と声が出て、なにか、こう…疲れはもちろんすべてから解放されたような気分に…。それがたまりませんよね!

 

三つめは、温熱効果によるもの。体が温まることで汗をかき、疲れのもとがスッキリ抜けていく感覚を覚えます。ただし、お湯の温度によって体にもたらす効果が変わってくるのでご注意を。42度以上の熱いお湯に浸かると、交感神経を刺激して心身の緊張が高まり、目がさえます。お湯に浸かりすぎて「湯あたり」など起こしてしまうと、疲れをとるはずの入浴が逆効果に…なんてことになりかねないので、疲れがとれるほどほどにしましょう。

 

集中力を高めたい仕事前やリフレッシュしたい時は熱めのお湯にさっと浸かり、お休み前や、疲れが取れないときは、40度以下のぬるめのお湯にゆったり浸かるのがおすすめ。その日の目的に合わせて入浴の仕方を変えてみましょう。

 

■実は不眠になりやすいアスリート

 

話が少しそれますが、不眠に悩むアスリートが多いことをご存知でしょうか?アスリートはハードなトレーニングや試合の緊張によって、沢山のストレスがかかります。このとき身体は交感神経が優位の「戦闘モード」。心身にかかる負荷が大きいほど、運動後もこの状態が続くことがあります。すると肉体は疲労しているにも関わらず、興奮状態で寝付けない、すぐに目が覚める、寝たのに疲れが取れない、というような不眠症状が表れます。

 

アスリートは、その日の疲れをすばやく回復させ、翌日のトレーニングや試合に備えることが求められますから、運動後のケアがとっても大切。そこで最近注目されているのが、炭酸泉による疲労回復効果です。

 

■アスリートも取り入れる「炭酸」入浴の効果

 

炭酸泉の効果は、ヨーロッパでは古くから馴染みがありました。炭酸ガスは高温では空気中に逃げてしまうため、源泉温度が高い日本の天然温泉には少ないのですが、今では入浴剤などで人工的に炭酸泉を再現できるようになりました。家庭でも手軽に楽しむことができます。

 

お湯に溶けた炭酸ガスは皮膚から浸透して毛細血管を広げ、体内の血液の流れを良くします。血行が良くなると、新陳代謝もアップし、疲労が抜けやすくなります。さらに炭酸は自律神経に働きかけ、副交感神経優位の「休息モード」へと導きます。

 

疲労回復には十分な睡眠が何よりですから、戦うからだをリセットし、質の良い睡眠につなげるケア法として、入浴時に炭酸泉を取り入れるアスリートが増えている、というわけです。日々、お仕事や日常のストレスと戦うみなさんも、疲労ケアのアイテムとして取り入れてみるといいですね。

 

ちなみに、「炭酸なら飲んでも同じような効果があるの?」と気になるところですが、炭酸水を飲むことによる健康効果についてはまだわからない部分も多いのが事実。しかし、シュワシュワしたのどごしや、ピリピリした刺激によるリフレッシュ効果は大いに期待できます。眠気が襲って来た午後に一口いかがでしょうか。

 

photo:Thinkstock / Getty Images

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