健康的な飲み物の1つ、白湯。毎日決まった時間に飲むことで身体の中の老廃物を排出する効果があると言われていますが、実はこの白湯の作り方にもポイントがあります。それは、アーユルヴェーダ流の作り方。『気』の概念を大切しながら自然の力を用いて白湯を作る方法です。初めはあまり美味しくないように感じられる白湯も毒素を排出することで美味しく感じられるようになります。

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自然エネルギーを取り込む白湯の沸かし方のコツ

 

白湯はただ沸騰させて作ればよいというわけではありません。「身体によいアーユルヴェーダ流の効果的な作り方があるんです」と吉原典子さん。

 

「アーユルヴェーダには、自然のなかに『気』が存在するという概念があります。その『気』を白湯にも取り入れることができると言われています。『気』を効果的に取り入れる具体的なポイントは以下の2点です。」

 

その1:2分以上沸騰させること
少し長めにお湯を湧かすことで、よりよい自然の『気』が白湯に取り込まれます。また、水は水道水よりも軟水のミネラルウォーターを使うと、より自然な状態の『気』に近くなります。

 

その2:土瓶で沸かすこと
アーユルヴェーダは、すべてのものは自然界にある五大元素『空・風・火・水・土』から成り立っているという基本概念があり、できるだけこの元素のエネルギーを積極的に身体に取り入れることが望ましいと言われています。白湯は『水』を温めることで『火』のエネルギーをまといます。さらに土瓶や土鍋を用いると、『土』のエネルギーをプラスすることができ、自然界の『気』をより効果的に身体に充填することができるのです」(吉原さん)

 

現代では電気ポットやケトルなどでお湯をすぐに湧かすことができますが、アーユルヴェーダでは土瓶でじっくり沸かし、自然のエネルギーを白湯に取り入れることが大切とのことです。

少しずつ飲むことで増す「体内の毒出し効果」

 

さらに、白湯は飲み方にもポイントがあります。

 

「土瓶で沸騰させたお湯を少しおいて、80℃くらいに冷まします。1回にコップ一杯くらいの量を10分ぐらいかけて少しずつ飲むのがいいと言われています。ちなみに1日に飲む量の目安は800ml、朝や夜の決まった時間に飲むと効果的です。この量の白湯を少しずつ体内に入れることで、身体にたまった老廃物が身体の外に流れやすくなると言われています。 また、老廃物を出すると内臓が活性化され、代謝も良くなります。 毎日飲み続けることで基礎体温も上がり、ダイエット効果も期待できます。しかも身体が内側からじっくりと温められるため、血行が良くなり睡眠の質も良くなるんです」

 

アーユルヴェーダでは就寝2時間前から、食べ物や飲み物を口にしない方がいいと言われているため、それまでには1日の摂取目安量800mlを飲み終えることが理想だとか。また、朝に白湯を飲むことを習慣にすると、血行が良くなり便秘解消や冷え性改善につながるため、身体のリズムが自然に整うといいます。

 

「白湯は無味だと考えられがちですが、実は体内に毒素がたまっているとまずくて飲みにくく感じます。毒素が排出されると白湯がおいしく感じられるので、自分の体調を知る一つの方法として毎日続けてみてください。白湯を通して自分の身体の変化に気づきやすくなるため、体質改善にもつながりますよ」

 

シンプルながら、体調の変化を知るバロメーターとしても活用したい「白湯」。お金をかけず手軽に日々の生活に取り入れられる方法ですので、さっそく始めてみたいですね。

 

監修:吉原典子(アーユルヴェーダアドバイザー)

 

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photo:Thinkstock / Getty Images

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