プロフィール

仲良し夫婦お笑いコンビの夫の方フミナー
ほり太(ホロッコ)
仲良し夫婦お笑いコンビの夫の方フミナー
45歳男性。会社の起業とともに、仕事量と面倒くさい人間関係が一気に増え、フミナーに。夫婦お笑いコンビ「ホロッコ」の夫の方。夫婦仲良好だが、妻はグッスラー(ぐっすり眠れる人)の為、睡眠格差に悩む。重度のネゴター(寝言を言っちゃう人)でもある。オフィス北野所属。

マイ不眠DATA

  • 85
  • 5
  • なかなか寝つけんタイプ

 

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フミナーになる前、僕は眠りを甘くみていた。

 

高校生の頃、『ドラゴンランス戦記』という小説を読んだ。
これは、タイトルの通り、竜が出てくるファンタジー小説である。ゲーム好きには『ドラゴンクエスト』、映画好きには『ロード・オブ・ザ・リング』のような話と言えば、なんとなくイメージしてもらえるだろうか。

 

とにかくこの本をむさぼるように読んだ。
人生初の「読書DE徹夜」はこの作品だった(『パンチDEデート』風に書いてスミマセン)。

 

当時の我が家は、六畳一間のアパート。
この部屋は、起きている時は居間として、寝る時は寝室として使っていた。リバーシブルである(いや違う)。
家族はすぐ隣で寝ており、起こしてしまうので電気を点けて読書するわけにはいかない。

 

ではどうしたか?
部屋の端に寄せたこたつの中に入り、こたつの赤い光を頼りに読書をしたのである。
もし、この読書でぼくが社会に貢献する何かを成していたなら、「蛍雪こたつの功」という故事成語が生まれ、卒業式の定番ソングの歌詞も「こたつの光、窓の雪…」になっていたはず。

 

それはさておき。
その後、大学生になった僕は、読書よりもゲームに夢中になった。入学後すぐ『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』を購入、最長で48時間ぶっ通しでプレイしたこともある。

 

「ドラクエの名前、さっきも出てこなかった?」

 

正解である。
当時の僕には、カフェインよりもドラゴンの方が、睡魔に効果があった。否、小説やゲームなどメディアこそ違えど、ドラゴンの出てくるファンタジー作品に、眠れなくなるほど夢中になっていたのだ。

 

ちなみに、48時間ぶっ通しでゲームをプレイした僕は、その後、うつ伏せの状態で、両ひじを床につけ、上半身を反らせ、両手にコントローラーを握ったまま、よだれを垂らして落ちるように寝てしまっていた。
後の自分への戒めの為に、この時の姿を木彫りの置物にして玄関に飾っておきたい、今はそう思う。

 

そして、そんな若い頃のヤンチャっぷりが、眠りの神の怒りに触れたのか、その後、眠れない日々がやってきた。
どんなに無茶をしても、日が変わればリセットでき、ぐっすり眠れていた頃がウソのように、何をやっても眠れないのだ。

 

スポーツで汗を流し、早めのお風呂で半身浴にいそしみ、乳飲料を腰に手をあてグビグビと飲み、22時過ぎには布団に入り(このぐらいの時間に寝ればお肌にも良いらしい)、メガネをはずし、リラックスできる音楽を聴いて目を閉じたというのに、気がつけば一睡もできず、「チュンチュン」というスズメの鳴き声を聞いて朝を迎える日々…。

 

ある時は、「体力の限界を考えず、リミッターを外した状態で、遊び回る子供は、気絶するように眠る」という話を聞き、それをヒントに川原で大声を出して走り回ったこともある
もちろん、何の効果もなかったし、ただただ馬鹿なことをしたという後悔の念と、「何だかヤバい人がいる」という目で見ていた人たちの顔が、さらなる不眠の種となったことは言うまでもない。

 

いま、ぐっすり眠れるのを良いことに、睡眠をなめている若者達に言いたい。
「眠りの神の怒りに触れるぞ、ドラゴンには気をつけろ!」と。

 

注:眠りの神やドラゴンは空想上の生き物です。あなたの睡眠に、直接害をなす存在ではありません。

 

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