プロフィール

narita
地主惠亮
地域づくり非常勤講師フミナー
30歳男性。異常に寝つきが悪く、早く布団に入っても朝焼けがいつも綺麗。東京農業大学で非常勤講師をしている。地域づくりが専門だけれど、自分の睡眠環境づくりにも勤しみたい。果たして地域と睡眠を両方つくり出すことはできるのか!

マイ不眠DATA

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子どもの頃を思い出すと、父や母は朝になるとスッと目覚め、布団から出て、朝の準備を始めた。子どもの私はと言えば、布団の中でウダウダとしている。寒い冬などはそれが顕著で、さらに布団から出ず、毎日、学校には遅刻ギリギリの登校になっていた。

 

大人になれば自然とできるんだ、と思っていたことが多々あった。結婚や仕事もそのひとつだ。大人になれば誰でもが結婚して、仕事に就くのだと思っていたけれど、私は30歳になったけれど、結婚もしていないし、正社員になったこともない。親は努力した結果、結婚や就職をしたのだ。

 

朝、スッと起きるのもその一つ。大人になれば自然とそうなると思ったけれど、全然起きられない、というか、私の場合は眠れなくて朝を迎えることもあるが、全然布団から出ない。予定があっても、どうにか布団から出なくていい方法はないかと、布団の中でずっと考えている。そんな方法はないのだ。布団から出て、予定を済まさなければならないのに、もう何年も「布団の中にずっといる方法はないか」と考えている。

 

結果、フミナーだけれど、布団の中にいる時間はずば抜けて高い気がする。予定がない日はずっと布団だ。腰が痛くなるけれど、それでも起きずに、布団の中にいる。部屋は寒いが布団の中は温かい。まったく布団から出られる気がしないのだ。両親は立派な人だったのだと、大人になって気がついた。

 

大人になれば睡眠時間が短くても大丈夫なのだと勘違いしていた。子どもの頃、両親は子どもが寝てから眠り、子どもが起きる前に起きていた。全然そんなことないのだ。なんなら、子どもの頃より、日々眠い。他の大人を見ていたら、寝る間を惜しんで、仕事をしたり、休日になれば、寝る間を惜しんで遊んだりしているが、私は仕事を惜しんで布団の中にいたいし、遊びを惜しんで布団の中にいたい

 

布団の中で、何かをしているわけではない。天井を見ていたり、スマホを見ていたりするだけだ。子どもの頃、私が思い描いた大人は、仕事をして、結婚をしていたけれど、全然そんなことはなく、一人布団の中にいるのだ。

 

大人はそんなものなのだ。

 

と思ったけれど、周りの人たちは仕事をしているし、結婚しているしで、私みたいなタイプは少ない。みんな布団から出ているのだ。寝る間を惜しんで仕事したり、遊んだり、恋人を見つけ結婚する。私が布団の中にいる間に周りは随分と先に行っているようだ。

 

だからと言って、布団から出るはずもなく、明日も私は布団の中にいるだろう。布団がいけないのだ。こんな幸せなものを発明した人が。私が正社員になれず、結婚してないのも、全て布団のせいだ。誰かのせいにすると落ち着く。本当に私は子どもの頃から成長してない気がするが、とりあえずは布団の中に入って考えてみようと思う。

 

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