プロフィール

narita
地主惠亮
地域づくり非常勤講師フミナー
30歳男性。異常に寝つきが悪く、早く布団に入っても朝焼けがいつも綺麗。東京農業大学で非常勤講師をしている。地域づくりが専門だけれど、自分の睡眠環境づくりにも勤しみたい。果たして地域と睡眠を両方つくり出すことはできるのか!

マイ不眠DATA

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  • ●●●タイプ

 

大人になってから怒られると凹む。だから、多くの大人はなるべく怒られないようにしている。例えば相手がどんなコトやモノを欲しているのか、聞いたり、何度も確認したりする。

 

私も怒られたくない。しかし、残念なことによく怒られる。最近では、ある仕事でプロフィール写真が欲しいと言われ、「わかりました!」と適当に返事をしてしまい、ほぼ裸の全身写真を送った。当然電話がかかってきて、「どういうつもりなのか」と怒られた。

 

事前に一言、「どういう写真がいいですか?」と聞いていれば、回避できた怒りだ。なぜ裸の全身写真を撮ったのか、どんな仕事なら裸の写真が許されると思ったのかなど、自分の思考に対する疑問は強く残るが、とにかく相手に聞いていれば回避できた問題だった。

 

あるとき、「私の寝つきが悪いことも、誰かに聞けばどうにかなるのでは?」と思った。病院に行ってお医者さんに聞くのはハードルが高いので、まず寝つきがいい人に話を聞いてみることにした。

 

「どうしたら、毎日寝つき良く眠れるんですか?」

 

すると、その人はこう答えた。
「目を閉じたら、朝だよ」

 

…なんの参考にもならない。寝る前は何をしているの? と聞くと、「パソコンとか、テレビとか、スマホとかを見ている」という回答。一般的に、寝る前にしてはダメと言われる行為ではないか。

 

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」というが、結局、聞いたところでなんの答えも得られなかった。寝る前にパソコンとかスマホとかを見ても寝られるというなら、私はもういくらでも眠れているはずだ。でも、眠れていない。

 

相手が悪かったのではと思い、他の寝つきがいい人にも話を聞いてみたけれど、同じような回答だった。電子マネーの残金が足りないのに電車に乗ってしまって、財布もなかったときみたいな気持ちになった。八方塞がりでどうしようもない。寝つきのいい人に聞いても仕方がないのだ。

 

逆に、自分と同じく寝つきの悪い人なら…と思い、彼らにも聞いてみたが、俺も眠れない、あれをしたけど眠れない、そういう人も多いから仕方がない、などと、いつまでも答えが出ない「傷の舐め合い」になってしまった。

 

どうしたらいいのだ。どうすればいいのだ。

 

そんなある日、とある事情で、不眠不休で24時間で90キロを歩くことになった。すると、その夜は比較的寝つきがよかった。あんなに感じた八方塞がり感が嘘のように。

 

…そうか、答えはこれなのだ。何かに悩む人にはこれしかないのだ。あらゆることにチャレンジして、答えは自分で見つけるのだ。

 

もしかしたら、誰かに聞くという行為は”逃げ”なのかもしれない。人に聞いても答えは出ない。90キロ歩けば眠れるというのも、私が自分で見つけた答えなのだ。誰かに聞いていたら、この答えには行き着かなかった。チャレンジが大切なのだ。

 

そう、いつか私の“ほぼ裸の全身写真”がプロフィール写真として使われる日もくるはずなのだ。「どんな写真が欲しいか?」と聞くのではなく、まずはチャレンジすることが大切なのだ。そう思い、いくつかの仕事でチャレンジをしてみたら、もれなく怒られた。人生とは難しいものである。

 

あと、90キロ歩いたら体がボロボロで、もう二度とやりたくないと思った。やはり人生とは難しいものである。

 

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【次回の記事】年に数回訪れる、夢の“眠れ過ぎる日”。けど、なんか違う…。

 

  • 体験談は個人の感想であり、特定の効能・効果を保証したり、あるいは否定したりするものではありません。