プロフィール

narita
地主惠亮
地域づくり非常勤講師フミナー
30歳男性。異常に寝つきが悪く、早く布団に入っても朝焼けがいつも綺麗。東京農業大学で非常勤講師をしている。地域づくりが専門だけれど、自分の睡眠環境づくりにも勤しみたい。果たして地域と睡眠を両方つくり出すことはできるのか!

マイ不眠DATA

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  • ●●●タイプ

 

眠れない夜、布団の中で妄想している。以前は睡魔が来るまでスマホを見ていたのだけれど、私の睡魔より先にスマホの充電切れが来ていた。最新のガジェットのバッテリーにも勝る私の寝つきの悪さ。これが世界平和にでもつながればいいが、今のところ、なんの役にも立っていない。

 

また「スマホを見ていると、より眠れなくなる」という話を聞いて、布団のなかでスマホを見るのをやめた。今はじっと目を閉じているだけ。もっとも目を閉じているだけで眠れてはいないので、ただただ暇だ。そうなると妄想でもするしかない。

 

私はいつも「部屋の間取り」について妄想を膨らませる。最初の頃は2DKの部屋の間取りを考えた。ここに机を置いて仕事部屋にして、台所には燃えるゴミ用と燃えないゴミ用のゴミ箱をそれぞれ置こう、など、妄想にしてはとても現実的だ。

 

最近はこの妄想がやっと妄想らしくなってきた。そう、3LDKに住むのだ。リビングの窓からは夜景が見え、車がまるでおもちゃのようなサイズで見える。お風呂は泡が出るやつで、マンションの一階にはハンバーグの美味しいお店があり、近所のベーグルが美味しいパン屋とは顔なじみという設定まで生まれた。

 

喫茶店にも行きつけがある。マスターはいつも「いい豆が手に入ったんですよ」と、一般のお客には出していないコーヒーを出してくれる。そして、私は「これ、美味しいね」と言いながら、世界の政治経済の話をする。バイトのユキちゃんが「これ内緒ですよ」と、自分で焼いたクッキーなどをプレゼントしてくれたりする。彼女はパティシエの勉強をしているのだ。

 

やがて私はそんなクッキーのお礼にと、ユキを部屋に招く。ユキは私の3LDKの部屋に驚き、リビングからの夜景を見て「綺麗」と言う。私はペルシャ猫を撫でながら、「民が小さく見えるでしょ、でも、君だけは私にとって大きな存在だよ」と口説くのだ。

 

そんな妄想をしていると朝になる。目を開けるとそこは見慣れた自分の家。いつ空になったか分からないペットボトルが転がり、窓の外には車がほぼ見慣れたサイズで見える。だって私が住んでいるのは3階建ての建物で、カラスが電線に止まっているのだってよく見える。一階にハンバーグ屋もないし、行きつけの喫茶店もない。というか、近所のお店がない。最寄り駅まで20分もかかる。

 

よって、ユキもいない。一人だ。ペルシャ猫もいない。ペット禁止だ。ただ近所に野良猫は沢山いる。そんな野良猫に最近は「ユキ」と名付け、日常に満足するようにしている。

 

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