プロフィール

narita
澤田ゆうすけ
夜に生きるバットマンをこよなく愛する知命フミナー
現実生活よりも夢のほうがリアルになってきて、どちらかといえば夢が現実になってほしいと願う50歳の無職独身。脱サラを機に、不眠を活かせる夜の仕事を渡り歩く。いまは深夜のウォータービジネスでアルバイトをしながら、いつかオールナイト営業のキノコ料理店を出すのが夢。午睡夕焼け覚えず、の日々を送る。

マイ不眠DATA

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幼い頃から暗闇が怖くて眠れなかったわたしは、いつも本を読みながら手元の灯りはつけっぱなしにして、いつの間にか眠る、という寝方をしてきました。そして、一人暮らしを始めて自分のテレビを手に入れたときからは、テレビを観ながら寝るのが習慣となってしまいました。

 

特に衛星放送の「プロ野球セット」に加入してからは、プロ野球中継がわたしの子守唄として欠かせないものになりました。昔、父がプロ野球や高校野球を観ながらうたた寝をしていると、母が「観てないじゃない、もったいない」と言ってスイッチを切る光景をよく目にしました。すると父はすぐ目覚めて「観てるんだから消すな!」とよく怒ったものです。子どもの頃は「ウソつけ。寝てたじゃねえか」と、ぐうたらな父を軽蔑していたのですが、自分が大人になると、父のその気持ちが痛いほどわかるようになりました。特にプロ野球などはうたた寝しながら観るのが極楽なんですよね。

 

最初はただ録画した番組をそのまま観ていたのですが、CMに入ると急に音声が大きくなるため、せっかく眠りかけていても、たいていCMの音で起こされてしまうのです。そこで考えたのが編集です。ビデオレコーダーの時代は、わざわざ2台買って、手作業でCMを削りながらダビングをする、という手間をかけてましたが、1試合を編集するのに試合時間以上の時間がかかるのでこれはすぐ諦めました。しかし、DVDやハードディスクレコーダーの時代が到来してからは、録画した番組のCMを削除する作業がかなり簡単になったので、自ずとアーカイブも膨大になっていきました。

 

耳障り、目障りなCMをすべて省けたことで、この10年くらいはほぼ毎晩録画した試合(ただしひいき球団の勝ち試合だけ)を子守唄に眠るようになりました。ただ、ホームランが出たり、逆転をするとアナウンサーが絶叫するので、これでまた目が覚める。テレビをつけっぱなしで眠るのがいけないと思い、90分後に切れるようにテレビのタイマーを設定したら、今度はタイマーが切れる音で目が覚める。「ブチっ」という音が何かの終わりを告げるような響きで(実際そうなのですが)、恐怖を呼び起こすのです。

 

しかし、つけっぱなしにしていようが、タイマーで切れるように設定しようが、テレビを子守唄にすること自体が、不眠に拍車を駆けていたようです。テレビに限らずパソコンやスマホなど、映像や音声からの刺激は、眠る直前まで続けていると脳が興奮して、寝つきがさらに悪くなったり、つけっぱなしで寝てしまうと夜中に目が覚める原因になるそうなんです。特に液晶画面は、体内時計が昼間と勘違いするブルーライトが出るため、眠る1時間前は接触しないほうがよいとのこと。
かと言っていまさら、また暗闇のなかで眠るのも難しい……。わたしの不眠生活はテレビと一緒にこれからもまだまだ続きそうです。
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  • 体験談は個人の感想であり、特定の効能・効果を保証したり、あるいは否定したりするものではありません。