プロフィール

narita
澤田ゆうすけ
夜に生きるバットマンをこよなく愛する知命フミナー
現実生活よりも夢のほうがリアルになってきて、どちらかといえば夢が現実になってほしいと願う50歳の無職独身。脱サラを機に、不眠を活かせる夜の仕事を渡り歩く。いまは深夜のウォータービジネスでアルバイトをしながら、いつかオールナイト営業のキノコ料理店を出すのが夢。午睡夕焼け覚えず、の日々を送る。

マイ不眠DATA

  • 85
  • 5
  • ●●●タイプ

 

同じ一つのベッドで寝ている夫婦ってどのくらいいるのでしょうか? わたしは同じベッドで添い寝するのがとても苦手で、これまでつき合ってきた女性にも我が家に泊まるのは、いつも週末に限らせてもらってきました。環境が変わるとさらに眠れなくなるので、彼女の家に泊まる、ということもほとんどありません。週末だけならともかく、毎日一緒に寝る、というのが想像できないのです。

 

つき合ってしばらく経つと、「同棲しようか」という話がたびたび出てくるのですが、そのたびに「そうだね〜」と煮え切らない態度でズルズル引き延ばすので、当然彼女は「わたしと一緒になるつもりはないのね?」となって去っていきます。「同棲しようか」と提言されるのは、すなわち「別れの日」のカウントダウンでもあるのです。

 

雑誌などを読むと、よく「エッチをしたあとにすぐ眠るのはサイテー。ぜったい彼女より先に眠ってはいけない!」と書いてありますが、わたしにそんな心配は無用です。隣に女性がいる、というだけでふだんより緊張し、さらに眠れなくなるので。本当は先に眠りたいけど、いつも取り残されます。かと言って、一人で本を読めば「まぶしい」と叱られるし、一人でテレビを観ても、音楽を聴いても「うるさい」と叱られるし、けっきょく暗闇で目を閉じて眠れるまでじっと待つしかありません。が、これが1時間も2時間も続くとけっこう辛いものです。またいつものように宇宙や死(第1回参照)のことを考えて途方に暮れてしまいます。

 

フミナーズの他の方たちのコラムを読むと、ちょっとでも光があったり音がすると眠れない、という繊細な方が多いようですが、わたしはまったく逆で、光や音にあふれているほうが安心して眠れるのです(一度眠ったらもちろん暗闇のほうがよいのですが)。世界が動いている、生きているという喧騒の中でなければ安心して眠りに入ることができないのです。

 

50歳になったとはいえ、年の差婚も流行っていることだし、まだ結婚の夢は捨ててないものの、このままでは本当に死ぬまで一人です。自分と同じような不眠な女性、あるいは寝る前にテレビや音楽をつけたり本を読んでいてもいいよ、と言ってくれる奇特な人がいたらぜひご一報ください。

 

とはいえ、一方ではそろそろ保険として、真剣に新たなパートナーと一緒に暮らそうとも考えています。そう、犬です。犬なら、テレビや音楽をつけっぱなしで寝ても怒らないし、灯りをつけて本を読んでいても、寂しくなったときに起こしても文句は言わないでしょう。自分自身がいまどんどん犬に近づいていることもあり(第2回参照)、犬を生涯の伴侶にするのも悪くはないかなと。フランダースの犬みたいに「パトラッシュ、もうぼく疲れたよ……」って言いながら最期を看取ってもらえれば本望です。お気に入りのワンちゃんの購入費用は40万円くらいなのですが、結婚費用と思えば、安いもんですしね。

 

次回は、就寝前に欠かせない儀式についてお話します。

 

【前回の記事】最近わたしは犬になりつつある。
【次回の記事】禁断の居眠りスポット5選

 

  • 体験談は個人の感想であり、特定の効能・効果を保証したり、あるいは否定したりするものではありません。