「“子取り”のおじさん」がやってくる? そんな夜の眠り方とは…

「“子取り”のおじさん」がやってくる? そんな夜の眠り方とは…
 
──ふとんや枕にこだわりがあったり、お気に入りの快眠グッズがあったりしますか?
 
「私、どこでも寝られるんですけど、何かを抱いてないと不安になるんです。寝るときは抱き枕がないと落ち着かなくて…」(世紀末さん)

羊の抱き枕『メリーさん』と世紀末さん

そう言って世紀末さんが描いてくれたのは、小さいころから愛用しているという羊の抱き枕『メリーさん』と、寝ているときの世紀末さん。
 
──可愛いですね! メリーさんの抱き心地は? 
 
「ちょうど人ひとり抱いてるみたいな感じ。もうだいぶボロボロになっていて、家族からは『捨ててしまえ』と非難をあびてます(笑)。新しい枕を買ったほうがいいとも言われるんですけど、どんなにボロボロでも私はメリーがいいんです」(世紀末さん)
 
──子どものころから夜眠るのは苦手だったんですか?
 
「そうですね。小学校のときは両親に『寝ないと“子取り”のおじさんが来るよ』って脅かされていたんです。それで、“子取り”のおじさんってどんな人なのか、兄と話しながら絵にしてみたんですね。それ以来、夜に目をつむると“子取り”のおじさんの姿がリアルに浮かんでくるようになって、余計眠れなくなっちゃったんです」(世紀末さん)

子取りのおじさんと世紀末さん

そこで“子取り”のおじさんを描いてもらうと、目がぎょろっとしたブキミなおじさんが子どもを入れる大きな袋を背負って、窓から覗きこんでいるという絵で…。
 
「今も頭の中に“子取り”のおじさんがいて、いまだにその恐怖感が抜けないんです」(世紀末さん)
 
──『まんが日本昔ばなし』のエピソードでは、“子取り”は子どもを取り損ねて餅を取っていったらしいですよ。
 
「えっ? 餅? そっかあ、餅を置いておけばよかったのか!(笑)」(世紀末さん)
 
──今でも夜眠れなくなってしまうときはありますか?
 
「私、いろんなことをめちゃくちゃ気にするタイプなんです。日中あったことが夜になると気になります。友人とちょっと喧嘩しても、この先もう一生話せないのかな、とか考えこんじゃう。そんなふうに、夜不安になって眠れないときは、ベッドの中で漫画を描いたり、アニメとかバラエティとか楽しい気持ちになれる番組を見たりします。それから、好きな漫画を読むこともありますね。そうしているうちにだんだん眠くなってきて、いつの間にか寝てるんです」(世紀末さん)
 
世紀末さんのちょっとせつなくてとっても温かい漫画は、そんな眠れない夜に生まれるのかも!? 続いては、彼女の創作活動のヒミツに迫ります!
 

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