『マンガでわかる心療内科』原作者、精神科医ゆうきゆうの快眠メンタルケア

『マンガで分かる心療内科』の原作者として知られる精神科医、ゆうきゆう先生。ゆうメンタルクリニックの総院長として日々診察を行う傍ら、複数のマンガのシナリオを書くなど多方面で大活躍しています。ただでさえ多忙な医師という職業であるにもかかわらず、どのように時間を作っているのでしょうか? 不眠の人へのアドバイスや、ゆうき先生自身が実践している、快眠のためのメンタルケアを教えていただきました!

 

 

『マンガでわかる心療内科』の原作者、ゆうきゆう先生ってどんな人?

マンガで分かる心療内科・精神科in池袋 第20回「抗うつ薬って、どうして効くの?~SSRI」

マンガで分かる心療内科・精神科in池袋 第20回「抗うつ薬って、どうして効くの?~SSRI」

心理学を勉強したり、人と話したりするのが好きで精神科医を目指したという、ゆうきゆう先生。現在、「ゆうメンタルクリニック」の総院長であるゆうき先生は、精神科医として、恋愛やビジネスなどでよく見られる人間関係のトラブルに関する悩み相談などを行っています。ゆうメンタルクリニックを開業する以前は、総合病院や精神病院に勤務していたそうですが、なぜ独立して、自分でメンタルクリニックを始めたのでしょうか?
 
「悩みを抱えた患者さんの話を真摯に聞いてあげたくて、カウンセリングを中心としたクリニックを開業したんです。現在、メンタルケアの世界は投薬による治療が主流となっていますが、薬による治療を始める前に、患者さんの心としっかり向き合って治療する環境が必要だと思ったんです」(ゆうき先生)

マンガで分かる心療内科・精神科in池袋 第20回「抗うつ薬って、どうして効くの?〜SSRI」」

マンガで分かる心療内科・精神科in池袋 第20回「抗うつ薬って、どうして効くの?〜SSRI」

心の傷口は浅いうちに治してあげたい…そんな思いで始めたメンタルクリニック。心理学の知識や医師としての経験を生かし、いまでは恋愛をしているときの「ドキドキ感」を思わせる、一風変わった心理学を提唱するようになりました。一体、どのような心理学なのでしょうか?
 
「例えば、すごく魅力的な異性と出会ったとき、打ち震えるほど感情が高ぶりますよね。日常の中でドキドキして胸が弾むようなそんな幸せを感じて生きてもらいたい!というのが、僕が大事にしている心理学なんです」(ゆうき先生)
 
ゆうき先生は、恋に落ちたときに感じる「胸のトキメキ」のように、ウキウキ、ワクワクしながら毎日を生きることが大切だと考え、患者さんにはそのような感情が生まれるように、治療をしています。しかし、患者さんの気持ちを十分に理解し、ネガティブな悩みをポジティブに変換していく中で、コミュニケーションに苦戦することもあるといいます。
 
「精神的な悩みというのは、内科の精密検査で明確な数値が出るわけではないので、とらえどころのない症状なんですよね。だから患者さんの悩みを聞いて、『うんうん、良くわかる』と共感しても、僕がその共感している思いをうまく相手に伝えられないこともあるんです。すると患者さんは『何にもわかってもらえていない』と思い込み、ますます落ち込んでしまう。どれだけ経験を積んでも、相手に自分の気持ちを伝えることは本当に難しいんですね」(ゆうき先生)
 
とはいえ、その壁を乗り越えた先には、患者さんが悩みを乗り越えイキイキとしてくるといった大きな成果を得ることができます。手応えのある仕事だからこそ、ゆうき先生は、精神科医の仕事にやりがいを感じているそうです。
 
「患者さんと、気持ちが通じ合ったときの喜びは格別です。患者さんから『気持ちが楽になった』『心の病が治った』という知らせを聞くと、僕自身もとてもハッピーな気持ちになりますし、充実感もありますね」(ゆうき先生)

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