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毎朝5時半に起床。瞑想し、ゆっくりとお風呂で体を温め、ストレッチ、家事、原稿執筆などをすべてこなす――。そんな充実した朝時間を送っている藤原美智子さん。そう聞くと、「成功してる人はやっぱり朝に強いのか。でも私にはできないし……」なんて落ち込んでしまいそうですが、実はそんな藤原さんも、40代前半まで“超夜型人間”だったのだとか!

いったい、どうやって朝型人間に変身されたのでしょうか。藤原流、朝型人間への変身方法と、朝型に変えたことで得られた体と心の変化をうかがいました。

超夜型人間から大変身! 藤原流・朝型生活の始め方とは?

かつては撮影が入れば深夜までかかるのが当たり前、午前2時前にベッドに入ることなどまずなかった、という藤原さん。
「朝型生活に憧れもあったんですが、子ども時代を除けば、ずっと典型的な夜型人間でしたね。飲んだ後のシメのラーメンとか、オールで遊んだ帰りに見る朝日とか(笑)。そんな夜の生活の象徴たちも大好きでしたし、私が生活を朝型に変えたら――おおげさに言えば私が私じゃなくなってしまうのではないか、というなんだか漠然とした不安もあって」。

 

そんななか、変化のきっかけは“いやおうなく”訪れたのだと、当時を振り返ります。

「連日の撮影の傍ら、原稿執筆の仕事が重なってしまった時期があったんですね。毎日遅くまで撮影、帰宅後夜中まで執筆作業……という生活を続けていたのですが、翌朝、夜に書いた原稿を読み返してみると、ひどいクオリティ。『こんなに疲れて帰ってきたのに原稿を書かなきゃいけないなんて、私ってかわいそう』みたいなネガティブな感情があふれた内容になってしまっていて、結局、朝に書き直し。これでは二度手間だということに気づき、だったらもう朝に書こうと決めたんです。ですので、私の場合、朝型に切り替えたのはやむをえない理由からだったんですよね」。

 

いったい、どんな方法で朝型にシフトチェンジできたのかが気になるところですが……。
「私の場合は、30分ずつ眠る時刻を早め、その分起きる時刻もシフトしていきました。それまでは夜中に気分で部屋の片づけを始めたりと、夜の時間をダラダラと無計画に過ごしていたんですが、寝る時刻が早まったので、そんなことはしていられなくなりましたね。朝型に切り替え始めた当初は、用事を片づけて決まった時刻にベッドに入るために家中走り回っていました(笑)。でもベッドに入っても当然眠れないわけです。朝も起きるのがとてもつらい。でも、そんな生活も10日も続けていたら、不思議と体は自然と慣れていくもので、だんだん朝型生活が身についていったんです。以来10年以上続いています」。

 

朝型へ切り替える成功の秘訣は、「とにかく始めてしまうこと」だと藤原さんは語ります。
「あれこれ考える前に朝型生活をスタートさせてしまえばいいと思います。準備なんて、いつまでたっても整わないんだから(笑)。私は眠る時刻を30分ずつずらしていったんですが、15分でもいいと思う。最初から大きな目標を持たないで、ちょっとずつ慣らしていけばいいのではないでしょうか」。

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