ベテラン刑事は寝るのもプロ! 凶悪事件を解決するためのタフな眠り方とは?

刑事畑の警察官として、数々の事件を解決してきた橘哲雄さん。1975年に巡査として配属されてから退職するまでの34年間、刑事課や警察署の副署長など、さまざまな部署の第一線で活躍してきた敏腕刑事です。仕事では何日も張り込みをして容疑者を追うことや、凶悪事件の捜査に携わり、時には命の危険にさらされることもあったそう。そんな過酷な日々の中でも、橘さんが常に最前線で活躍することができた背景には、彼ならではの眠り方がありました。

(1)「死ぬぞ」と言われた現場でも、ストレスは0

ベテラン刑事は寝るのもプロ! 凶悪事件を解決するためのタフな眠り方とは?

交番勤務から1年後、強盗や殺人事件を扱う刑事課に配属され、刑事としての道を歩み始めた橘さん。刑事と言えば寝る間もないほど忙しい印象を受けますが、橘さんも例にもれず当時は連日の仕事。休日はなかなか取れなかったそう。

 

「事件があればすぐに招集がかかるうえ、土日も基本的に出勤。『来なくて良いときは連絡する』と上司に言われていましたが、そんな日はほとんどなかったですね(笑)」

 

警察官になりたての頃は初めて経験することの連続で、仕事を覚えるのに無我夢中。普通なら怖い、気味が悪いと感じてしまう検死なども、必死に食らいついて勉強していたせいか、そう感じる間がなかったといいます。しかし、警察官として着実に経験を積む中で、体力的に厳しい時期も多くあったのだとか。

 

「県内でも特に人口密度が高く、犯罪が多いと言われる地域に配属されたときは、先輩から『気をつけないと死ぬぞ』と忠告を受けました。事実、街中では暴力事件や強盗、窃盗といった事件が頻発し、毎日のように被疑者を追って奔走しました」

 

24時間体制で動き、重要事件などがあれば初動捜査と追跡捜査で現場に急行する機動捜査隊に配属された際は、1日200〜250km車を相棒と交替で走らせ、体力の限界まで事件を追いかけたそう。長時間にわたる運転は身体的にかなりきつかったそうです。

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